レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20090828
- 登録日時
- 2009/09/18 02:11
- 更新日時
- 2012/03/19 14:23
- 管理番号
- C2009口頭0901
- 質問
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解決
建設機械、農業機械の世界および日本の市場(売上高、生産台数、シェア等)について調べています。
- 回答
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建設機械、農業機械の世界の市場、日本の市場について調べる資料としては、以下のようなものがあります(【 】内は当館請求記号です。)
建設機械や農業機械は、土木・建築又は農業の工事や作業に使われる機械の総称です(英語では、construction/farm equipment/machinery)。建設機械の具体的な例は、ブルドーザー、ショベルカー、クレーン車などですが、『日本建設機械要覧 2007年版』(日本建設機械化協会 2007年 【NA2-H79】)において、さまざまな機種が分類されています。車輪やクローラーがついているものは、「車両」として引用されることがあります。
農業機械の具体的な例は、トラクターやコンバインなどです。こちらも農業の形態や農作業の方式が多様であるため、非常に多種類の機械が存在します。
1) 世界の市場について
●『Industrial Commodity Statistics Yearbook』(United Nations 年刊 【Z61-F406】)
2005年版によると、建設機械についてはショベルカー、フォークリフト、クレーン車等、農業機械についてはトラクター、種蒔き機、刈取機、脱穀機等の1996年から2005年までの生産額が掲載されています。
●当館契約データベースEBSCOhostのIndustry Profileでヒットする
『Construction & Farm Machinery & Heavy Trucks Industry Profile: Global(2009.3)』によると、売上高推移、おおまかな機械種別のシェア、地域別(アメリカ、ヨーロッパ、アジア)のシェア、会社別のシェアがあり、トップ4の会社(キャタピラー、Deere & Company、コマツ、CNH Global N.V.)の主要な財政状況が紹介されています。ただし、生産台数の情報は見当たりませんでした。
これ以外では、各社のHP上の統計などが参考になります。
例:キャタピラー(Caterpillar Inc.)
『アニュアルレポート2008』(日本語)
(http://www.cat.com/cda/files/1608242/7/CAT_AR08_JP_0630.pdf?m=37424&x=7 )
ただし、キャタピラーに関しては、生産台数の情報は見当たりませんでした。
●『日経市場占有率』(日本経済新聞出版社 年刊 【Z41-5497】)
2009年版によると、p.25に産業車両(フォークリフト等)業界の世界シェアが掲載されています。
2) 日本の市場について
●『機械統計年報』(経済産業省経済産業政策局調査統計部 年刊 【Z71-T394】)
2008年版によると、「02 土木建設機械、鉱山機械及び破砕機」でブルドーザ、建設用クレーン、ショベル系(油圧式)等、「10 農業用機械器具及び木材加工機械」で動力耕うん機、コンバイン、トラクター等、「44 産業車両」でフォークリフトトラック、ショベルトラック等の生産台数・金額、出荷台数・金額、在庫台数等が掲載されています。なお、経済産業省のHP内の機械統計確報(http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/result/ichiran/03_kikai.html )でも見ることができます。
●『汎用機器100品目マーケットデータ. 2007暦年実績版』 (日本マーケティングクリエーション 2008年 【YU7-J822】)
過去4年分の市場規模推移の他、国内の会社の生産台数、販売台数の数字があり、農林業機械31種、土木建設機械23種についての商品メーカー別シェアが分かります。統計データの出典は『機械統計年報』です。
●『建設機械年鑑』(工業時事通信社総合開発センター 年刊 【Z43-2519】)
2003年版には、会社別に主要取り扱い機種、売上高(過去5年の推移も)があります。また、機種別の年間の生産実績、販売実績について数量、金額の統計が収載されています。統計データの出典は『機械統計年報』です。
●『クレーン年鑑』(日本クレーン協会 年刊 【Z43-2460】)
クレーン車の生産、輸出入動向、都道府県別クレーン等設備設置数などが掲載されています。
●『フルードパワー工業総覧』(重化学工業通信社 隔年刊 【Z43-2579】)
建設機械や農業機械も多く含まれるフルードパワー産業に関する年鑑です。2008年版によると、第5章「ユーザー市場」に建設機械、農業機械の生産データとともに市場動向や業界ニュースに関する記述がまとめられています。
●『日経市場占有率』(日本経済新聞出版社 年刊 【Z41-5497】)
2009年版によると、p.84にフォークリフト、p.85に油圧ショベルの業界シェアが掲載されています。
●『図解革命!業界地図「最新」ダイジェスト』(高橋書店 年刊)
2009年版によると、p.92に建設機械業界の業界規模、主要メーカーの売上高当が掲載されています。
●『農業機械年鑑』(新農林社 年刊 【Z43-2418】)
2008年版のpp.76-81には、農業機械の1995-2007年の年次別、機種別の生産数量と金額の統計があります。また、農用トラクター、収穫機の普及台数や都道府県別の各機種(トラクター、田植え機、コンバイン、刈取機等)の普及台数、出荷台数も掲載されています。
●日本建設機械工業会(http://www.cema.or.jp/general/index.html )
統計(http://www.cema.or.jp/general/statistics/index.html )において、各種建設機械の生産台数・金額、出荷金額、輸出金額等の月ごとのデータを過去数年分見ることができます。
●日本産業車両協会(http://www.jiva.or.jp/ )
統計資料(http://www.jiva.or.jp/toukei.htm)において、フォークリフトの生産・販売・輸出台数等の月ごとのデータを過去数年分見ることができます。
インターネットの最終アクセス日は2009年8月24日です。
上記資料は最近のデータを調べるためのものです。年代を遡って調べる際は、資料のタイトルや当館請求記号が異なる場合があります。当館蔵書検索・申込システムNDL-OPAC(http://opac.ndl.go.jp/index.html )によって、請求記号をご確認ください。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 土木設計.施工法 (513 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 建設機械、農業機械
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 「NDC副出:614」
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000058136