レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/10/14
- 登録日時
- 2005/02/13 02:10
- 更新日時
- 2005/02/13 02:10
- 管理番号
- r036
- 質問
-
未解決
「アリとキリギリス」のお話が原作のとおりに載っている絵本が読みたい。
- 回答
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イソップ物語で日本語に訳されたものについては『イソップ寓話集』(中務
哲郎/訳 岩波書店 2002)に「イソップ寓話集はギリシア語からの原典訳、
ラテン語および近代諸国語を介しての重訳を併せると夥しい数に上るで
あろう」と記されています。
同書、巻末の対照表を見ても「シャンブリ版」「ハルム版」「ハウスラート
版」「パエルドス版」「バブリオス版」「キャクストン版」その他多数の版が
あることがわかり、どれが原作かを特定することは困難と思われます。・
調査を進めると次のことがわかりました。①版によって「セミとアリ」「蟻とセンチコガネ」「キリギリスとアリ」等、題及び登場する虫が変わってくるということ。
②『イソップ寓話集』に案内されている「現在入手可能と思われる原典訳」
3資料のうち当館では2資料を所蔵。内容を確認したところ、どれも児童書であったこと。・
結局、「原作のとおりの絵本」を特定することはできませんでした。・参考として当館で所蔵している絵本のなかから『ありとせみ』(赤塚不二夫/絵 村上弘子/文 扶桑社 1988)及び『イソッ
プものがたり』(イソップ/著 マーガレット・クラーク/編 シャーロット・ヴォー
グ/絵 ぱくきょんみ/訳 パルコ出版局 1992)を提供し、見ていただくこととしました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 漫画.挿絵.児童画 (726 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- アリとキリギリス
- ありとせみ
- イソップ物語
- イソップ寓話集
- 絵本
- 芸術
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000019654