レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年10月15日
- 登録日時
- 2019/05/15 14:33
- 更新日時
- 2019/08/28 11:17
- 管理番号
- 埼熊-2019-002
- 質問
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解決
江戸時代の建築や造船などで使われていた機械について、図と解説の載っている本が見たい。絞車(こうしゃ)、車地(しゃち)、かぐらさんなど、大きなものを動かしたり大きな建造物をつくるための機械がよい。
- 回答
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「絞車」「車地」等について、図と解説の掲載があった下記の資料を紹介した。
『海事史料叢書 第11巻』(住田正一編纂 成山堂書店 1969)
p369-406「和漢船用集 巻第十一 用具之部・綱類之部」
p389「用具之部」に解説と図が掲載あり。
p403-406「綱類之部」
p407-429「和漢船用集 巻第十ニ 大工道具の部」
『日本産業資料大系 第11巻 運輸業』(滝本誠[ほか]編 日本図書センター 1978)
p478-519「和漢船用集 巻第十一 用具之部・綱類之部」
p499-500「絞車(ロクロ)」「車知(シャチ」の解説及び図掲載あり。
『日本科学古典全書 第12巻 第3部 産業技術編 海上交通』(三枝博音編 朝日新聞社 1943)
p517-519「和漢船用集」
「轆轤(ロクロ)」「絞車(ロクロ)」「車知(シャチ」の解説及び図の掲載あり。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈江戸 & 測量〉で検索する。
大谷典久著「測量器具商としての大隅源助」(『歴史地理学 2009年12月』p23-39 歴史地理学会 古今書院 2009.12)
測量機器の図あり。
『江戸科学古典叢書 11』(恒和出版 1978)
p307-311 山本錬三郎著「和蘭奇器」、p49-50「和蘭奇器原文読解」
クレーン船の図解、説明あり。
2 江戸時代に関する参考図書を調査する。
『事典しらべる江戸時代』(林英夫[ほか]編 柏書房 2001)
p357「職人の世界」
参考文献に『大工道具の歴史(岩波新書 青版867)』(村松貞次郎著 岩波書店 1973)あり。
3 2の参考文献を調べる。
4 参考図書を調査する。
『日本国語大辞典 第10巻』(日本大辞典刊行会編集 小学館 1982)
p180「しゃち(車地・車知)」「しゃばん(車盤)」は、「しゃち(車地・車知)」を参照とあり。図なし。
『造園施工管理用語辞典』(造園施工管理用語編集委員会編 山海堂 2003)
p92「かぐらさん(神楽桟)」あり。図なし。
5 3の参考文献を確認する。
『嬉遊笑覧 5』(喜多村■〔イン〕庭著、長谷川強[ほか]校訂 岩波書店 2009)
巻末の索引に「シャチ」あり。
『嬉遊笑覧 2』(喜多村■〔イン〕庭著、長谷川強[ほか]校訂 岩波書店 2004)
p93 シャチについての記述あり。図なし。
6 自館目録を〈和漢船用集〉〈見聞集〉で検索する。
『史籍集覧 第30冊 雑部 説話・民間編』(近藤瓶城[ほか]編 臨川書店 1967)
7 自館目録を〈近世 & 造船〉〈造船技術〉で検索する。
『舟から船へ 原始から近世までの日本船の変遷を探る』(千葉県立関宿城博物館 2009)
『日本造船技術百年史』(日本造船学会 1997)
明治28年からの歴史。
〈その他調査済み資料〉
『大江戸なんでもランキング』(中田節子著 小学館 2002)
『江戸時代復元図鑑 絵図史料』(本田豊監修 遊子館 2016)
『江戸を知る事典』(加藤貴編 東京堂出版 2004)
『歴史と建築のあいだ』(浅香勝輔教授退任記念刊行委員会編 古今書院 2001)
『歴史の海を走る 中国造船技術の航跡(図説・中国文化百華 16)』(山形欣哉著 農山漁村文化協会 2004)
『大工道具の歴史(岩波新書 青版867)』(村松貞次郎著 岩波書店 1973)
- 事前調査事項
- NDC
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- 海運 (683 9版)
- 海洋工学.船舶工学 (550 9版)
- 参考資料
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- 『海事史料叢書 第11巻』(住田正一編纂 成山堂書店 1969)
- 『日本産業資料大系 第11巻 運輸業』(滝本誠[ほか]編 日本図書センター 1978)
- 『日本科学古典全書 第12巻 第3部 産業技術編 海上交通』(三枝博音編 朝日新聞社 1943)
- キーワード
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- 造船業-歴史-江戸時代
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 産業
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000256024