レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年09月29日
- 登録日時
- 2016/09/29 11:30
- 更新日時
- 2017/03/15 11:35
- 管理番号
- S16-002
- 質問
-
解決
1930年頃の「内容見本」を探している。
- 回答
-
■回答1
下記の文学館で所蔵している。
(1)神奈川近代文学館
・「特別資料データベース」で内容見本の検索が可能。
→次の条件で検索すると53件ヒット。
検索項目 : 資料の種類
キーワード: 内容見本
制作年 : 1935-1939
(2)日本近代文学館
・所蔵しているが所蔵検索(OPAC)に登録していない。
・出版社ごと/書名別に分類しているため、年代では所蔵の有無を調査できない。
→出版社と書名を特定して問合せる必要がある。
■回答2
神奈川近代文学館のように、内容見本をデータベース管理している館は稀少である。
基本的には書名を特定し、資料を所蔵している図書館に内容見本の所蔵の有無を問合せることになる。
また、内容見本の書誌は『出版内容見本書誌』で調べることができる。
■回答3
内容見本を販売している古書店もある。古書店は独自のネットワークを持っているので、古書店に問合せをすると見つかる可能性がある。
<参考>
(1)日本の古本屋
検索ワード:内容見本、刊行年:1935~1939で検索するとヒットあり。
(2)古書まほろばんず
検索ワード:内容見本で検索するとヒットあり。内容見本に関するエッセイの掲載もある。
(3)BOOK TOWN じんぼう 古書データベース
検索ワード:内容見本で検索するとヒットあり。
- 回答プロセス
-
1.「内容見本」の定義を事典で確認。
・書籍などの広告で、実物の一部を示してあるパンフレット。(日本国語大辞典)
・書籍などの広告で、実物の一部を示してあるパンフレット。(デジタル大辞泉)
・主に書籍類で,趣旨・内容や推薦文・組み体裁などを示した宣伝用の小冊子。(三省堂 大辞林)
2.本学所蔵検索システムで「内容見本」をキーワードに検索、『出版内容見本書誌』という内容見本の書誌目録があることが分かった。
3.「内容見本」は広告・パンフレットに類するものであるため、大学図書館や公共図書館よりも専門図書館に所蔵している可能性が高いと推測し、専門図書館や文学館に所蔵調査をした。
4.古書店にて「内容見本」を取り扱っていることが分かった。
以上をふまえ、質問者へ回答した。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 図書の販売 (024)
- 参考資料
-
- 『内容見本にみる出版昭和史』紀田順一郎著 本の雑誌社 1992.5 活字倶楽部 , ISBN 4938463245
- 『出版内容見本書誌』[第1集] , 第2集 中津原睦三著 山口 : 佐藤典雅 , 1977(NCID=BN09558143)
- 日本の古本屋https://www.kosho.or.jp/ (最終アクセス:2016年9月30日)
- 古書まほろばんずhttp://www.mahorobanz.com/ (最終アクセス:2016年9月30日)
- BOOK TOWN じんぼう 古書データベースhttp://jimbou.info/book_search/index.jsp(最終アクセス:2016年9月30日)
- キーワード
-
- 内容見本
- 照会先
-
- 神奈川近代文学館http://www.kanabun.or.jp/
- 日本近代文学館http://www.bungakukan.or.jp/
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 調べ方案内
- 内容種別
- 質問者区分
- 研修生 学生 学生
- 登録番号
- 1000197479