レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2015/01/08 16:08
- 更新日時
- 2015/01/20 16:34
- 管理番号
- TWP0023
- 質問
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解決
行政機関で広報誌等を作成する際のガイドライン的なもの(特に男女共同参画の視点で)があるとのことだが、どんなものか? 具体例があれば資料を見たい。またその経緯についても知りたい。
- 回答
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<経緯について>
男女共同参画基本法(1999年)に基づいて策定された「男女共同参画基本計画」(2000年)では「メディアにおける女性の人権の尊重」が盛り込まれるなどメディアとジェンダーをめぐる問題は認識され、論議されるようになってきている。その具体策として「男女共同参画の視点から国の行政機関の広報・出版物において、性別にとらわれない多様なイメージを積極的に取り上げる」ことと、そのガイドラインを「地方公共団体、民間のメディア等に広く周知するとともに、これを自主的に規範として取り入れることを奨励する」ことが挙げられている。
以下に示す内閣府作成のガイドラインはその規範を示し大きな流れを作ったともいえるが、それ以前に既に独自のガイドラインを作成している例もある。
<資料例>
『男女共同参画の視点からの公的広報の手引』内閣府男女共同参画局/編(2003)
『男女共同参画の視点からの公的広報のガイドラインに関する調査研究報告書:公的広報に男女共同参画の視点を』総理府;電通総研/編(2000)
『男女共同参画の視点からの公的広報のガイドラインに関する海外調査報告書』総理府/編(2000)
『市民向け刊行物作成にあたっての男女平等に関する表現指針:職員用手引き』兵庫県姫路市市民局活動部女性社会課/編(1998)
『あたりまえの表現 これでいいのかな?:職員のための広報・出版物の表現ガイドライン:男女平等編』静岡県生活文化部男女共同参画室(2001)
『ちょっと待った!そのイラスト:イラストから発信する人権尊重と男女平等参画のためのガイドライン』東京都港区(2003)
『男女共同参画の視点から考える表現ガイド:よりよい公的広報をめざして』埼玉県総務部男女共同参画課(2004)
『公的広報表現ガイドライン:男女共同参画社会の実現をめざして』青森県環境生活部青少年・男女共同参画課
『羽村市職員のための男女共同参画表現ガイドライン:ちょっと待った!その表現』東京都羽村市男女共同参画推進員/編(2006)
『男女共同参画の広報のために:やさしく、楽しく、共同参画』男女共同参画のの広報啓発に関する研究会(2006)
『県政広報物表現ガイドライン:気づいて、築くジェンダーフリー社会』福島県生活環境部県民環境室人権・男女共同参画グループ
- 回答プロセス
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メディアとジェンダーをめぐる論議は1995年に開かれた第4回世界女性会議においても重要議題となった。
「メディアとジェンダー」、「ことばとジェンダー」に関する図書資料等も目を通しておくことを勧めた。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- ジェンダーとジャーナリズムのはざまで:季節の代わり目 Part2 諸橋泰樹/著 批評社 2005
- 「ことば」にみる女性:ちょっと待って、その「ことば」 東京女性財団/編著;井出祥子/監修 1998
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000165801