レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年01月31日
- 登録日時
- 2013/12/13 16:02
- 更新日時
- 2019/11/27 14:07
- 管理番号
- 京資-270
- 質問
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解決
三十三間堂には通し矢をした人の名前が書かれているが、文献資料として残っているものはあるか。江戸時代のことが知りたい。
- 回答
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三十三間堂の通し矢については『京都大事典』のp441と『堂射:武道における歴史と思想』のp59~78p、矢数帳については同書p444~448に記載されている。
また、三十三間堂で通し矢をした人の名前については、『矢數帳』(慶長11(1606)~慶応2(1866)年)、『寛政御免大成矢數年代記:大矢數日矢數半堂千射百射』(慶長年間以降)、『改定史籍集覧 第17冊』のp736~739「京都方広寺三十三間堂通矢数」(慶長11~貞享4(1687)年)、『日本弓道史料 第6巻』(寛政元(1789)~慶応3(1867)年)、『堂射:武道における歴史と思想』のp662~730(応永年間(1394~1427年)以降)に記載されている。
- 回答プロセス
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1.『京都大事典』で「三十三間堂」を調べたところ、p440~441に三十三間堂と通し矢について記載されていた。
2.インターネットでキーワード「通し矢」を調べたところ、Wikipediaの記述の中に慶安4(1651)年に刊行された『年代矢数帳』という文献があると記載されていた。
3.京都府立総合資料館・京都府立図書館の蔵書検索システムで、キーワード「矢数」を検索した。検索の結果見つかった資料のうち、『矢數帳』『寛政御免大成矢數年代記:大矢數日矢數半堂千射百射』『改定史籍集覧 第17冊』を調べた。
4.上記3で見つかった『矢數帳』の件名に「弓道」とあったので、弓道に関する資料(NDC分類789.5)を調べた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 武術 (789 9版)
- 参考資料
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- 『京都大事典』 佐和隆研/[ほか]編集 淡交社 1984年 1083,91p 当館請求記号K0/291.62/KY6
- 『矢數帳』 福井河内掾/[著] 勝村次右衞門 [慶應年間] 77丁 当館請求記号ワ/395/18
- 『寛政御免大成矢數年代記:大矢數日矢數半堂千射百射』 勝村治右衛門 1枚 当館請求記号ワ/789.5/Ka59
- 『改定史籍集覧 第17冊』 近藤瓶城/編 近藤圭造/編 近藤活版所 1903年 812p 当館請求記号210.088/Sh89/17
- 『日本弓道史料 第6巻』 小野﨑紀男/著 太陽書房 2008年 277p 当館請求記号789.5/O67
- 『堂射:武道における歴史と思想』 入江康平/著 第一書房 2011年 10,759,22p 当館請求記号789.5/I64
- キーワード
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- 三十三間堂
- 蓮華王院
- 妙法院
- 方広寺
- 通し矢
- 矢数
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000141814