レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/05/26
- 登録日時
- 2012/11/07 02:04
- 更新日時
- 2012/11/17 14:53
- 管理番号
- 横浜市中央2090
- 質問
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解決
武士階級と儒学との関係について、分かりやすい本はありますか。
- 回答
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1 全体的にまとまっているものとしては、次の資料があります。
『日本政治思想史 〔十七~十九世紀〕』渡辺浩/著 2010
p.88~「第五章 魅力的な危険思想-儒学の摂取と軋轢」の中で
儒学思想が武士に与えた影響について述べています。
2 儒学全体についてわかる資料、身分制度の誕生の側面から見た資料ものは、関連
資料が多いため、参考に一部のみご紹介します。
(1)『日本近世思想史序説(上)』岩崎允胤/著 新日本出版社 1997
p.105~「第二章 日本儒学思想の成立と展開」
(2)『江戸の思想3 儒教とは何か』ぺりかん社 1996
(3)『徳川日本の思想形成と儒教』佐久間正/著 ぺりかん社 2007
p.471~「第十章 職分論の形成とその性質」
(4)『士農工商 儒教思想と官僚支配』植松忠博/著 同文館 1997
p.40~「4 近世の士農工商論」
(5)『学制百年史』(文部省 1981)が文部科学省のサイトで公開されています。
「第一編 近代教育制度の創始と拡充」の「序章 幕末維新期の教育」
「一 幕末期の教育」
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1317577.htm
「近世社会における政治支配者の地位に就いた武士層は、儒教思想に立脚して
支配者に必要とされる儒学の学識と教養(徳)を備えなければならないと考え、
その学習施設を設けた。これが藩校である。」とあります。
また、「横浜市立図書館蔵書検索」の詳細検索で「テーマ:儒学」として検索すると、
儒学関連の資料が、「全項目:藩校」で検索をすると、藩校に関する資料がヒットします。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本思想 (121 8版)
- 政治学.政治思想 (311 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000113647