WEB上ではありますが取り扱っている会社を以下にご紹介します。
なおどの会社も価格は掲載されておりません。
1)柴田科学(株)
Mikroglas社(ドイツ)製のミキサーを取扱ってます。
・「マイクロリアクター(極小反応器)」パンフレット(PDF)
http://www.sibata.co.jp/pickup/img/mikro/mikroreactor.pdf品目名はT字型、J字型、T字型3inlet2step、V字型、インターデジタルトライアングル型、インターデジタルレクタングル型、スーパーフォーカス型、サイクロン型、ピラー型
・「新製品情報 / Mikroglas製品」より
mikroglas micromixerの種類について(4種類のミキサーについて紹介)T-mixer型、Cyclone型、Rectangular型/Triangular型、SuperFocus型
http://www.sibata.co.jp/pickup/pickup_micro.html2)㈱アイテック
IMM社(ドイツ)製のマイクロリアクターを販売。
三角型、長方型、ディスク型、衝突型、キャタピラー型およびスリット型のマイクロミキサーを取り扱っています。
・製品一覧
http://itec-es.co.jp/test2/rinkai/なお、㈱アイテックの販売先は、旭化成エンジニアリング、大峰堂薬品工業、積水化成品工業、バイオコーク技研、三菱商事テクノス(以上はCD・Eyes50より)、東北大学、化学技術戦略推進機構、住友化学、岡谷鋼機、ヤマト科学(以上は帝国データバンク会社年鑑2011より)です。
前回の回答でご紹介していなかったので、販売先も付け加えさせていただきました。
3)オーエムラボテック㈱
リアクター部品として「攪拌機」「攪拌翼」を扱っています。上の2社と異なり、シャフト状や回転翼状の部品です。ご質問の部品に合致しないかもしれませんが、参考まで上げさせていただきます。
・攪拌機
http://www.omlabo.com/business/products/mixer/mixer.html・攪拌翼
http://www.omlabo.com/business/products/blade/blade.html「INCHEM TOKYO ビジネスマッチングサイト」(2011/11/16-18開催の展示会サイト)のページ内、
キーワード検索画面で「マイクロリアクタ」「マイクロミキサ」を検索しますと、扱っている出展会社の一覧が出てきます。
「マイクロリアクタ」16件、「リアクタ」20件、「マイクロミキサ」1件、「ミキサ」20件あります。
http://exhibitor.eventplatform.jp/find/jma/public/search/inchem/exhilistマイクロミキサーの動向についての記事が掲載されている最近の文献(抄録)を紹介いたします。
(マイクロリアクターの動向についての記事も参考までに紹介します)
『化学工学』Vol.75 No.10 Page.629 (2011.10.05) 「3.2 ミキシング技術」
抄録:ミキシング技術については,国内外の動き,研究・技術動向,今後の展望について述べた。国内外の動きについては,まず国内の動向であるが,本学会ミキシング技術分科会を中心に産官学が強力に連携して,精力的に活動を展開している。ミキシングに関する国際会議としては,ミキシング技術分科会が協賛となって10月19-22日に3rd Asian Conference on Mixing(ACOM2010)が済州島(韓国)で開催された。研究・技術動向については,ミキシング関連のキーワードで化学工学系の雑誌の文献検索をおこなうと,近年非常に多くの文献がヒットするのが「マイクロミキシング」,「マイクロミキサー」である。今後の展望については,ミキシング技術に限らず,従来技術の高度化や応用分野の領域拡大に伴う多様化・複雑化の流れはずっと続いていく,革新的な技術を生み出すには.従来技術に縛られない柔軟な発想が必要であり,そのためには「何が本質であるのか」が重要である。
『化学工学』Vol.75 No.10 Page.651-652 (2011.10.05) 「6.7 マイクロリアクター」
抄録:マイクロリアクターについては,国内外の動き,研究・技術動向,今後の展望などについて述べた。国内外の動きについては,日本のマイクロリアクターの大学の基礎研究と企業の実用化の連携は依然として活発であり,NEDOの「革新的マイクロ反応場利用部材技術開発プロジェクト」が最終年度を迎えており,nano tech 2010(2月17-19日,東京ビッグサイト)42にて成果が展示されている。「グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発」の研究項目の一つとして大量処理を視野に入れた気液コンパクトリアクターの開発も進められている。研究・技術動向については,実生産をねらったデバイス開発の事例としては,40並列流路を含むプレートが3層積層されたデバイス,イオン液体を100kg/day規模で生産可能なマルチスケールリアクタ,95L/dayの処理量をもつFT合成デモプラントなどがIMRETHで発表されている。また,日立がマイクロリアクターとマイクロ波の組み合わせによる高効率なハイブリッド化学プラント技術を公表している。今後の展望については,マイクロリアクターの研究はより本格的な実プロセスヘの導入に向けた研究開発が進むものと考えられ,年間数万トンレベルの大量処理への対応も視野に入ってくると考えられる。
論文全文の複写に関しましては大阪府立図書館のホームページを参照してください。
2009年のものになりますが、『電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理』108(459) Page.231-236(2009.2.26)掲載の「垂直統合および水平分業を通したMEMS技術の知的財産・標準化戦略の実証的研究」という論文に、MEMS技術(マイクロエレクトロメカニカルシステムズ)全般の市場動向について記述があります。
抄録:次世代産業として期待されるMEMSを事例に、市場動向、特許出願動向、標準化動向などを多面的に調査し、「知的財産と標準化」、「垂直統合と水平分業」、「ニーズ・シーズ」、「マーケテイング」、「産学連携」の視点からMEMS産業活性化に向けた私案を示した。MEMSが今後、産業として花開くためには、ニーズに対応できるデバイスの開発が課題であり、MEMS技術+αの視点、つまり、ビジネスモデルに沿った事前のテーマの選定が重要であると判断し、、「知的財産と標準化」および「垂直統合と水平分業」に重きを置いて、今後、政府、企業、研究機関がどのように行動すべきかについての提言を示した。
こちらの全文は、オンラインデータベース「CiNii」で閲覧・プリントアウト可能です(府立図書館館内での利用になります)