レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/03/31
- 登録日時
- 2011/08/26 02:00
- 更新日時
- 2011/10/28 12:27
- 管理番号
- 福参-0634
- 質問
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解決
マホガニーの取引がCITES(サイテス)で制限されていると聞いたが、CITESの意味と、その掲載事項を知りたい。
- 回答
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■マホガニーを調べる。
『朝日百科 世界の植物』4( 朝日新聞社 1979 p.1011-1012)に記述あり。家具材として使用される。マホガニー(Swietenia)、メキシコマホガニー(S.humilis Zucc.)、オオバマホガニー(S.macrophylla king)の3種あり。真正のマホガニーではないが、材の外観が似ているので、その産地名を冠して何々マホガニーと呼ばれるものもある。(コロンビアマホガニー、アフリカマホガニーなど)
『原色木材大図鑑』改訂版(保育社 1983 p.83)によると、同属にホンジュラスマホガニーなどがあり、類似の材に産地名などを冠してマホガニーと称するものも非常に多いとある。
■CITES(サイテス)を調べる。
『カタカナ外来語/略語辞典』改訂増補新版 (自由国民社 2009 p.825)には、「CITES」(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora) 絶滅の恐れのある野生動植物の保護を目的とした国際取引に関する条約。通称ワシントン条約とある。
『解説国際環境条約集』( 三省堂 2003 p. 220-227)に、条文があるが、附属書は省略されている。また、日本国1973年4月30日署名、1980年8月23日 公布(条約25号)とわかる。
『法令全書』昭和55年8月号(国立印刷局 1980 p.17-73)に条約第25号(昭和55年8月23日)の日本語訳文と英文があるが、この当時はマホガニーは規制対象植物として挙がっていない。
経済産業省のホームページにワシントン条約(CITES)の項目あり。附属書もPDFファイルで掲載あり。それによると、規制対象植物としてSwietenia humilis メキシカンマホガニー [Mexican mahogany]、Swietenia macrophylla オオバマホガニー(新熱帯地域の個体群に限る。)[Bigleaf mahogany; Big-leaf mahogany; Brazilian mahogany; Honduras mahogany]、Swietenia mahagoniマホガニー[Small-leaf mahogany]の記載がある。
経済産業省のHP
http://www.meti.go.jp/policy/external_economy/trade_control/boekikanri/cites/index.htm(最終確認 平成23年3月23日)
- 回答プロセス
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1 マホガニーを調べる。
2 CITES(サイテス)を調べる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 国際法 (329 8版)
- 参考資料
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- 1 朝日百科 世界の植物 4 朝日新聞社 1979 470/38R/33-4 1011-1012
- 2 原色木材大図鑑 貴島/恒夫?[ほか]共著 保育社 1983 657/R/11 83
- 3 カタカナ外来語/略語辞典 堀内/克明?監修 大森/良子?執筆 自由国民社 2009.8 813/7R/69 825
- 4 解説国際環境条約集 広部/和也?編修代表 臼杵/知史?編修代表 三省堂 2003.12 519/12R/76 220-227
- 5 法令全書 国立印刷局∥編集 国立印刷局 C/46/69 17-73
- キーワード
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- サイテス
- CITES
- ワシントン条約
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000090417