レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年11月14日
- 登録日時
- 2007/12/19 14:14
- 更新日時
- 2010/03/24 13:28
- 管理番号
- 福若-2007-1113
- 質問
-
解決
小浜を中心とした料理の「浜焼き鯖」に関する資料を見たい。
- 回答
-
『若狭のおさかな』ほかに、歴史や製造法などが出てくる。行商や販売店の聞き書きなどの資料もある。
「焼き鯖ずし」など関連する項目が多い。
- 回答プロセス
-
①自館でタイトルで「(浜)焼き鯖」で検索する。
② 直接以下の棚をあたる。
(1)H596 ,H386:食文化関係
(2)H487 ,H664:魚類・水産業関係
(3)H682:鯖街道
①~②により、以下の関連資料を確認した。
(1)
・『聞き書福井の食事』1987(H380/キ):p279~280
・『民俗文化』第7号 越前若狭特集1995(H386/キンキ)
:「鯖街道の始点」p69~117 焼き鯖等を行商した人達の聞書き
・『活動の軌跡 ふくい食の宝』1998(H596/ホコリ):p33
・「旬の里ふくい」2004年9月号
(2)
・『若狭のおさかな』2007(H487/ワカサ)
:「サバの伝統食品」のうちp113~114,「おさかな食文化史」のうちp138~140
・『サバの文化誌』2002(664.6/タムラ)
:「若狭の鯖ぼて」p135~136 上述「鯖街道の始点」も引用
・『全国水産加工品総覧』2005(667/フクタ)
:「焼さば」p205~207 焼き鯖の製造過程を詳細
(3)
・『鯖街道物語』1998(H682/ヨシカ)
:「浜焼き鯖」p3 焼き鯖製造・販売店の取材
*以下のことにも注意したい
・若狭地方には鯖を使った伝承料理が多く「へしこ」「なれずし」「鯖ずし(発祥は京都)」などが代表的だが、
「浜焼き鯖」はそれらよりは歴史が浅いようである。鯖街道を使った行商で内陸部(サトウリ)や京都へ「若狭もの」としても運ばれている。
・小浜の放生祭り,京都の祇園祭りなど、祭礼時の料理にも使われている。
・焼き鯖を使った料理としては「鯖めし」や、近年は福井発祥の「焼き鯖ずし」がブーム。伝統食材を使ったレシピ本にも
いくつかの創作料理が紹介されている。
・県内ではほかに、越前海岸から運ばれる大野の「半夏生」の焼き鯖も有名である。
【2010.03.24修正】
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 8版)
- 食品.料理 (596 8版)
- 漁労.漁業各論 (664 8版)
- 参考資料
- キーワード
-
- (浜)焼き鯖
- 鯖街道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000040404