レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年10月21日
- 登録日時
- 2016/12/09 18:19
- 更新日時
- 2022/10/19 15:34
- 管理番号
- 和図-16-0036
- 質問
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解決
和歌山市内の地名で岩橋の読み方が「いわはし」ではなく「いわせ」となった由来について知りたい
- 回答
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『角川日本地名大辞典 30 和歌山県』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1985年)p158「岩橋」の項に
「古くは湯橋と称した。(中略)地名の由来は、紀ノ川より引水する宮川に架されるに至ったという(続風土記)。」
と記載されている。
また、『あがらの和歌山 地名てほんまにおもしゃいでぇ』(〔紀州文化の会/編〕 NPO紀州文化の会 2011年)p51-52には
「岩橋(いわせ)「地形に由来する地名」
紀伊続風土記によれば、古くは「湯橋(ゆはし)」と称した。湯は堰(せき)で、この辺りに紀の川から水を引く宮堰(い)があり、堰路に架した橋を「湯橋」と呼んだのが大字名となり、「岩橋」と表記されるに至ったという。
また、湯橋と呼ばれるようになったのは温泉と関係があったとの説もある。
(中略)
地元の伝承によれば、今の花山温泉の場所は、貝塚があるくらいだから近くまで海が入り込んでいて、丁度この花山温泉の辺りが「瀬」になっていたので「いわはし」が「いわせ」になったと言う。」
と記載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 『和歌山市の民話 資料集 下巻』(和歌山市市長公室市民文化の課 1984年)p39に「91 岩橋と書いて岩瀬(いわせ)と読むわけ」「92 岩橋の由来」もある。(2022年10月19日追記)
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 和歌山市岩橋 郷土 地名
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000201514