レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年09月05日
- 登録日時
- 2015/01/07 15:57
- 更新日時
- 2015/03/11 13:28
- 管理番号
- 埼久-2014-112
- 質問
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解決
「百人秀歌」について書かれている本が読みたい。あまり専門的でないものがよい。
- 回答
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「百人秀歌」を全首集録している文献と、比較的読みやすくまとまっている論文を提供する。
『日本歌学大系 3』(佐佐木信綱編 風間書房 1956)
p362-367「百人秀歌」本文収載あり。
島津忠夫著「『百人秀歌』が先か、『百人一首』が先か」(『国文学 解釈と教材の研究 52(6) 特集百人一首のなぞ』p86-89 学燈社 2007.12臨増)
どちらが先か著者自身の考えも変遷した旨、書かれており、結論はでていないようである。
有吉保著「藤原定家と百人一首」(『国文学 解釈と教材の研究 37(1) 特集小倉百人一首』p28-35 学燈社 1992.1)
百人一首と百人秀歌について記述あり。百人秀歌についての記述は1pほどである。
『百人一首研究集成 百人一首注釈書叢刊 別巻 1』(大坪利絹編 和泉書院 2003)
「『百人一首』試論-百人秀歌と百人一首」上條彰次の論文あり。
- 回答プロセス
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自館目録を〈全項目 百首通見 or 百人秀歌〉で検索する。
『百首通見』(安東次男著 集英社 1973)
p236-245「百人一首のこと」巻末にある解説に、「百人秀歌」について散見されるがまとまった解説ではない。
『安東次男著作集 5』(青土社 1975)
p12-23「百人一首のこと」上記と多少内容が異なる。
p26-31「百人秀歌」本文収載。
『日本歌学大系 3』(佐佐木信綱編 風間書房 1956)
p362-367「百人秀歌」本文収載。
《国会図サーチ》(http://iss.ndl.go.jp/ 国会図 2013/09/04最終確認)を〈百首通見 or 百人秀歌〉で検索する。
《CiNii Articles》(http://ci.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所 2013/09/04最終確認)を〈百首通見 or 百人秀歌〉で検索した論文のうち、当館所蔵資料を調査する。
島津忠夫著「『百人秀歌』が先か、『百人一首』が先か」(『国文学 解釈と教材の研究 52(6) 特集百人一首のなぞ』p86-89 学燈社 2007.12臨増)
どちらが先か著者自身の考えも変遷した旨、書かれており、結論はでていないようである。
林直道著「「小倉百人一首」論(中)百人一首と百人秀歌-国文学界の論争によせて(歴史談話)」(『文化評論 (230)』p188-201 新日本出版社 1980.6 )
西川芳治著「「百人秀歌」と「百人一首」-隠された名所歌と主題」(『文化評論 (352)』p240-269 新日本出版社 1990.6)
吉海直人著「『百人秀歌』の再検討-『百人一首』との比較を通して」(『国学院雑誌 101(7)』p1-11 国学院大学出版部 2000.7)
《国文学論文目録データベース》(http://www.nijl.ac.jp/ 国文学研究資料館 2013/09/04最終確認)を〈百首通見 or 百人秀歌〉で検索し、《CiNii Articles》ではヒットしなかった所蔵資料を調査する。
有吉保著「藤原定家と百人一首」(『国文学 解釈と教材の研究 37(1) 特集小倉百人一首』p28-35 学燈社 1992.1)
百人一首と百人秀歌について記述あり。百人秀歌についての記述は1pほどである。
『和歌文学論集 9 百人一首と秀歌撰』(風間書房 1994)
辻勝美著「『小倉百人一首』の成立」で「百人一首」「百人秀歌」を比較し成立について論考している。
『百人一首研究集成 百人一首注釈書叢刊 別巻 1』(大坪利絹〔ほか〕編 和泉書院 2003)
p207から、「 『百人一首』試論-百人秀歌と百人一首」上條彰次の論文あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 『日本歌学大系 3』(佐佐木信綱編 風間書房 1956)
- 『国文学 解釈と教材の研究 52(6) 特集百人一首のなぞ』(学燈社 2007.12臨増)
- 『国文学 解釈と教材の研究 37(1) 特集小倉百人一首』(学燈社 1992.1)
- 『百人一首研究集成 百人一首注釈書叢刊 別巻 1』(大坪利絹編 和泉書院 2003) , ISBN 4-7576-0192-1
- キーワード
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- 百人一首-評釈
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000165744