レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年10月07日
- 登録日時
- 2017/03/15 09:54
- 更新日時
- 2017/06/17 09:31
- 管理番号
- 埼熊-2016-150
- 質問
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未解決
大石内蔵助と住んでいたといわれている女性「お軽」が実在していたか知りたい。
- 回答
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「お軽」が実在していたかを特定することはできなかった。関連する記述のある下記の資料を紹介した。
『実証赤穂義士』(佐佐木杜太郎著 新人物往来社 1972)
p107「内蔵助が、おかるのことについて元赤穂藩医の寺井玄渓宛てに手紙を書いている。おかるは京二条寺町の二文字屋次郎左衛門の娘」
『考証赤穂浪士』(尾崎秀樹編 秋田書店 1974)
p63「お軽は京都二条通寺町に住む二文字屋次郎左衛門の娘である。本当の娘であったのか、あるいは二文字屋という娼家の女であったかは、はっきりしない。」また、お軽のことについて、内蔵助が梅林院の大西坊証讃へ送った手紙やお軽の墓や子供についての記述あり。
『赤穂浪士 その歴史的背景と人間性』(田村栄太郎著 雄山閣出版 1964)
p86 おかるについて、「このお軽は、祇園の女ではなく京都二条の寺町にすむ、二文字屋次郎左衛門の娘となっている。小山と進藤が、内蔵助の足どめに世話をした妾である。この種の妾には、腰元出、尼出、女房出、御所出、本素人などがあるらしいが、お軽の前身は、そのどれかも知られていないが、のちに子まで生まれたところをみると、悪摺れした女ではない。内蔵助が江戸へ下るとき、この女が妊娠していたので、寺井玄渓に始末を頼んだが、その依頼状は残っている。」との記述あり。
- 回答プロセス
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赤穂浪士に関する資料を調査した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 『実証赤穂義士』(佐佐木杜太郎著 新人物往来社 1972)
- 『考証赤穂浪士』(尾崎秀樹編 秋田書店 1974)
- 『赤穂浪士 その歴史的背景と人間性』(田村栄太郎著 雄山閣出版 1964)
- キーワード
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- 赤穂浪士
- 大石 内蔵助(オオイシ クラノスケ)
- お軽
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000211698