レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/05/29
- 登録日時
- 2008/12/11 02:11
- 更新日時
- 2009/01/06 14:36
- 管理番号
- 埼熊-2008-038
- 質問
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解決
次の2つの医療関係用語の、英語での正式名称と日本語訳はなにか。①CT、②MRI。
- 回答
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①コンピュータ断層撮影あるいはコンピュータ断層撮影法(Computer Tomography)
②磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging)
- 回答プロセス
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①CT
『現代用語の基礎知識 2008』〈コンピュータ断層撮影法(Computer Tomography)〉に、「X線を人体の周囲から照射し、その反対位置で透過X線の強度を検出、コンピュータ処理を行い、人体の輪切り像(断層像)としてモニター上に描き出すもので、CTスキャンとも呼ばれている。」とあり。
『最新医学大辞典 第3版』〈コンピュータ断層撮影(Computer Tomography)〈CT〉〉に、「X線管球と検出器が、人体の各断面を回転走査し、得られたX線吸収値をコンピュータを用いてデジタル処理し、マトリックス化された断面上の一画素の吸収値(CT値)として再構成を行い、グレースケールにより画像化するもの。」とあり。
『ポプラディア 5 総合百科事典』〈シーティースキャナー:CTスキャナー〉に、「X線コンピュータを使って人体の断面を画像化する装置。CTはComputed Tomography(コンピューテッド・トモグラフィ コンピュータ断層撮影)の略語。レントゲン撮影にも使われる。」とあり。
『ニューワイド学習百科事典 3』〈シーティー CT〉に「Computer Tomographyの略称で、コンピュータを使った断層像撮影装置。X線などの放射線で、身体を走査(スキャン)し、輪切りの状態の画像を得ることができる。がんや心臓・脳疾患の診断に役立っている。X線のほか超音波などの各種のCTが開発されている。」という記述あり。
②MRI
『現代用語の基礎知識 2008』〈磁気共鳴画像法(MRI Magnetic Resonance Imaging)〉に、「強い均一の磁場の中で電波を加えると、体内にある水素の原子核が「共鳴」を起こして微弱な電波を発信する。この電波を受信することで、病気の部分と正常な部分の水素原子核の振舞いの違いをコンピュータ処理して人体の断層像を描き出す画像診断法。」とあり。
『最新医学大辞典 第3版』〈磁気共鳴画像法(MRI Magnetic Resonance Imaging)〉に、「ある種の原子核を定磁場中に置き、一定の周波数の電磁波エネルギーを与えると共鳴現象を起こす。このとき、放出されるエネルギーを信号として取り出し、コンピュータを用いて断層像を構成する方法。」とあり。
『ニューワイド学習百科事典 3』〈エムアールアイ MRI〉に、「人体を強い磁界の中におき、外から電磁波をあてたときに出てくる電気信号をコンピュータで処理して、からだの断面のようすをうつしだす医療機器。磁気共鳴画像診断装置ともいう。MRIはMagnetic Resonance Imagingの略。からだに傷をつけずに臓器の断面が見えるため、脳をはじめ病気の診断などに利用される。」とあり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 臨床医学.診断.治療 (492 9版)
- 電磁気学 (427 9版)
- 参考資料
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- 『現代用語の基礎知識 2008』(自由国民社 2008)
- 『最新医学大辞典 第3版』(医歯薬出版 2005)
- 『ポプラディア 5 総合百科事典』(ポプラ社 2002)
- 『ニューワイド学習百科事典 3』(学習研究社 2002)
- キーワード
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- コンピュータ断層撮影
- 画像診断法-医学
- 医療機器
- 磁気共鳴
- 語彙-医学英語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000049651