レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/01/31
- 登録日時
- 2018/03/24 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M18013118487742
- 質問
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「水の循環」をテーマに読み聞かせを行いたいが、適した絵本はあるか。
- 回答
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①『水は、』は、写真絵本で、「水の循環」について短い言葉で説明している。雨が降り、森にたくわえられ、川になり、蒸気になって雨雲が作られる流れが写真とともに説明され、理解しやすい。
②『みずのたび』も写真絵本である。「雨」→「川」→「みずうみ」の順に水が循環していく様子がわかる。加えて、川を利用する人の様子も紹介されている。
③『地球を旅する水のはなし』では、少年が雨を見て、「この水は、どこへいくんだろう?」と疑問を持つところから物語が始まり、「水の循環」を説明していく。「雨」→「川」→「海」の流れや、「すいじょうき」→「雲」→「雨」→「地面にしみこんだ水」→「植物」の流れが説明されている。巻末には、水文学者の著者による、さらに詳しい説明が掲載されている。
④『ピチャン、ボチャン、ザブ?ン!』では、男の子と犬とともに「水の循環」を辿っていく。「海」→「雲」→「雨」→「川」→「ダム」→「ちょすいそう」→「下水道」→「下水しょり工場」→「海」の順に説明されている。また、「水のたびマップ」に「水の循環」の全体像がまとめられている。
⑤『水のたび』は、遠足で浄水場に行くことになり、実際に「水の循環」に沿って、生徒たちが水の中を進んでいくという奇想天外な物語である。「じょうはつ」→「雲」→「雨」→「川」→「貯水池」→「浄水場」→「水道管」の順に説明されている。「浄水場」のしくみが特に詳しく紹介されている。
⑥『みずたまのたび』は、「みずたま」を主人公に物語が展開していく。「ひとつぶ」→「雲」→「雪の結晶」→「ちじょう」→「土のなか」→「川」→「海」→「雲」→「雨」の順に説明されている。
⑦『しずくのぼうけん』は、「みずのしずく」を主人公に物語が展開していく。「バケツのみず」→「そらへ」→「くろくも」→「あめ」→「こおりのかけら」→「かわ」→「すいどうとりいれぐち」→「じゃぐち」→「せんたくき」→「じょうき」→「つらら」の順に説明されている。
⑧『すいどう』は、お父さんと男の子が水道管の工事を見る場面から始まり、じゃぐちから出てきた水を見て「このみずはいったいどこからくるのでしょう?」と疑問を持ち、「水の循環」が説明されていく。「あめ」→「かわ」→「じょうすいじょう」→「すいどうかん」→「すいどうメーター」→「はいすいこう」→「げすいかん」→「げすいしょりじょう」→「かわ」→「うみ」→「くも」→「あめ」→「かわ」の順に説明されている。水道管が町に張り巡らされている様子が詳しく描かれている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 漫画.挿絵.児童画 (726 9版)
- 参考資料
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①山下大明『水は、』 福音館書店,2012,32p.
②今森光彦『みずのたび』 福音館書店,2012,27p.
③大西健夫文,曽我市太郎絵『地球を旅する水のはなし』 福音館書店,2017,38p.
④マイク・マニングさく,ブライタ・グランストロームさく『ピチャン、ボチャン、ザブ?ン!』 評論社,2000,31p.
⑤ジョアンナ・コール文,ブルース・ディーギン絵『水のたび』 岩波書店,1995,39p.
⑥アンヌ・クロザ『みずたまのたび』 西村書店,2015,40p.
⑦マリア・テルリコフスカさく,ボフダン・ブテンコえ『しずくのぼうけん』 福音館書店,1980,24p.
⑧百木一朗『すいどう』 福音館書店,2017,27p.
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①山下大明『水は、』 福音館書店,2012,32p.
- キーワード
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- 水の循環
- 水道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2018013118404787742
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
- 登録番号
- 1000233014