レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/07/05
- 登録日時
- 2012/08/23 02:00
- 更新日時
- 2019/12/03 11:48
- 管理番号
- 京資-224
- 質問
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解決
北山杉を磨く砂には京都市北区中川の菩提滝(ぼだいのたき)で採れる菩提砂(ぼだいのすな)が用いられている。この砂の成分を知りたい。
- 回答
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菩提砂の成分については、『新京都五億年の旅』のp27~28「磨丸太の砂」に記述されている。その記述によると、滝つぼには白い砂が見え、滝の上流は砂岩が多く見られる。砂岩の砂粒には石英や長石が多く含まれ、ごく少量のジルコン(ジルコニウムとケイ素の酸化物)も含まれている。また、『京都の地学図鑑』のp122「菩提の滝」に、丸太磨きの砂は「上流の沢池あたりには砂岩や珪岩が多くみられる。それに由来する砂であろう」と記述されている。
- 回答プロセス
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1.京都府立総合資料館・京都府立図書館の蔵書検索システムで、キーワード「北山杉」を検索した。検索の結果見つかった資料を調べた。
2.同システムで、キーワード「菩提滝」「菩提の滝」「菩提砂」「菩提の砂」等を検索したが、資料は見つからなかった。
3.『京都大事典』を調べたが、該当する記述は見つからなかった。
4.京都関係の地質学の書架(K/455)を調べた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 地質学 (455 9版)
- 参考資料
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- 『新京都五億年の旅』 地学団体研究会京都支部編 法律文化社 1990 171p (当館請求記号K0/455.16/C43)
- 『京都の地学図鑑』 京都地学会編 京都新聞社 1993 264p (当館請求記号K0/455.16/Ky6)
- キーワード
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- 菩提砂
- 菩提滝
- 北山杉
- 中川
- 砂岩
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000110330