レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年11月28日
- 登録日時
- 2016/10/10 17:36
- 更新日時
- 2016/10/15 12:06
- 管理番号
- 蒲郡-2009-11281-般
- 質問
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解決
『源氏物語』の白馬節会について知りたい。「白馬」が載っている文、ストーリーの前後が見たい。
- 回答
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b『源氏物語大成 第7冊 (索引篇 [1])』c『新日本古典文学大系 別巻 [2] 』p38より「白馬(あをむま)」が同シリーズの本文「賢木(さかき)」「少女(をとめ)」に出てくるとわかる。d『新日本古典文学大系19』e『新日本古典文学大系20』で原文掲載ページを見つけたが、お客様は現代語訳のものが見たいとのこと。f『源氏物語巻2』g『源氏物語巻4』の現代語訳のもので探し、発見する。a.d.e.f.gの資料をお客さまに渡した。
- 回答プロセス
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1.a『源氏物語大辞典』で「白馬節会」の語意を調べる。第九章 年中行事・通過儀礼として、p173に「白馬の節会(あおうまのせちえ)」が載っており宮中の年中行事とわかる。
2.ネットで「源氏物語 白馬(あおうま)節会」をキーワードにして検索するが、ストーリーのどの場面に「白馬節会」が出てくるかわからず。
3.b『源氏物語大成 第7冊 (索引篇 [1])』で調べたところ、p38より「賢木(さかき)」「少女(をとめ)」という節に載っていることがわかった。「白馬」は「あをむま」の表記で探さないとヒットしない。
4.cでも「あをむま」の詳しい掲載箇所がわかった。同シリーズ本文d、eで確認。本文の下に脚注があり、用語の解説や文の現代語訳も載っているが、全文を訳してあるものではない。
5.お客様は現代語訳のものが見たいとのことなので、自館所蔵の円地文子の現代語訳版で探す。fのp254(ふりがなは「あおうま」)gのp147(ふりがなは「あおうま」)で発見した。a.d.e.f.gの資料をお客さまに渡した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913)
- 参考資料
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『源氏物語大辞典』編集委員会 編. 源氏物語入門. 角川学芸出版, 2008. (角川選書 ; 427)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009412611-00 , ISBN 9784047034273 -
池田亀鑑 編著 , 池田, 亀鑑, 1896-1956. 源氏物語大成 第7冊 (索引篇 [1]). 中央公論社, 1985.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001740705-00 , ISBN 4124024770 -
佐竹昭広 [ほか]編 , 佐竹, 昭広, 1927-2008 , 柳井, 滋, 1930-. 新日本古典文学大系 別巻 [2]. 岩波書店, 1999.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002776089-00 , ISBN 4002401022 -
佐竹昭広 [ほか]編 , 紫式部, 平安中期 , 柳井, 滋, 1930-. 新日本古典文学大系 19. 岩波書店, 1993.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002244995-00 , ISBN 4002400190 -
佐竹昭広 [ほか]編 , 紫式部, 平安中期 , 柳井, 滋, 1930-. 新日本古典文学大系 20. 岩波書店, 1994.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002309544-00 , ISBN 4002400204 - 円地 文子∥訳. 源氏物語巻2. 新潮社, 1980.
- 円地 文子∥訳. 源氏物語巻4. 新潮社, 1980.
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『源氏物語大辞典』編集委員会 編. 源氏物語入門. 角川学芸出版, 2008. (角川選書 ; 427)
- キーワード
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- 源氏物語
- 白馬(あをむま)
- 賢木(さかき)
- 少女(をとめ)
- 白馬節会
- あおうま
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000198032