レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20170118
- 登録日時
- 2017/10/30 00:30
- 更新日時
- 2017/10/30 00:30
- 管理番号
- 福参-1066
- 質問
-
解決
江戸時代(時期としては幕末あたり)において、役所や役人の情報収集が
どのように行われていたか分かる資料があるか。
- 回答
-
●飛脚(ひきゃく)
「速く走る者、手紙を運ぶ者のことをいう。
江戸時代には、五街道・脇街道が設定され宿駅制度が整備。
この制度で、継飛脚は幕府の各城代・遠国奉行との連絡にあたった。
各地の火災などの情報を顧客に通知などしていた。」
(出典:『国史大辞典 11』 p.863-864)
●庭番(にわばん)
「表向きの勤務は、江戸城の天守台近辺などの警備。
内密の勤務では、将軍などの指令をうけて、諸藩などの実情を調査、
また、諸役人の行状や世間の風聞などの情報を集めて調査結果を上申していた。」
(出典:『国史大事典 11』 p.273)
●京都府立図書館/こんな本、あります No.37『江戸の飛脚 人と馬による情報通信史』
https://www.library.pref.kyoto.jp/?pickupbook=%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E6%9C%AC%E3%80%81%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%80no-37%E3%80%8E%E6%B1%9F%E6%88%B8%E3%81%AE%E9%A3%9B%E8%84%9A%E3%80%80%E4%BA%BA%E3%81%A8%E9%A6%AC%E3%81%AB (最終確認2017.9.20)
下記資料を紹介した。
参考資料1 『江戸の飛脚』
参考資料2 『情報と通信の文化史』
参考資料3 『情報と物流の日本史』
参考資料4 『江戸城御庭番』
参考資料5 『江戸びとの情報活用術』
参考資料6 『江戸幕府と情報管理』
参考資料7 『幕末日本の情報活動』 改訂増補版
参考資料8 『江戸の情報屋』
参考資料9 「徳川将軍の情報収集活動」 深井 雅海/著 (『情報管理』 第34巻第3号 1991年6月 p.219-231)
なお、参考資料9「徳川将軍の情報収集活動」 深井 雅海/著については、
J-STAGEにおいて全文が公開されている。
http://doi.org/10.1241/johokanri.34.219 (最終確認2017.9.20)
- 回答プロセス
-
1 自館の所蔵検索にて、フルテキスト「江戸 情報」や「情報収集 幕府 役人 江戸」で検索。
2 インターネットにて、「江戸 情報」や「情報収集 幕府 役人 江戸」で検索。
3 自館所蔵資料やインターネットの検索結果から、「飛脚」や「庭番」といったキーワードが見つかったため、それらのキーワードについて、フルテキスト検索を行った。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 8版)
- 参考資料
-
- 1 江戸の飛脚 巻島 隆/著 教育評論社 2015.2 693/21/21
- 2 情報と通信の文化史 星名 定雄/著 法政大学出版局 2006.10 692//3
- 3 情報と物流の日本史 地方史研究協議会/編 雄山閣出版 1998.10 214//7
- 4 江戸城御庭番 深井 雅海/著 中央公論社 1992.4 210/5/338
- 5 江戸びとの情報活用術 中田 節子/著 教育出版 2005.8 210/5/477
- 6 江戸幕府と情報管理 大友 一雄/著 臨川書店 2003.9 210/55/41
- 7 幕末日本の情報活動 岩下 哲典/著 雄山閣 2008.4 210/59/40
- 8 江戸の情報屋 吉原 健一郎/著 日本放送出版協会 1980 210/58/42
- 9 情報管理 1991年6月 科学技術振興機構 M/T/248 p.219-231
- 10 国史大辞典 11 国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1990.9 210/03R/70-11 p.273, p.863-864
- 1 情報管理 Vol. 34 1991年 No. 3 p.219-231 「徳川将軍の情報収集活動」 深井 雅海/著 http://doi.org/10.1241/johokanri.34.219 最終確認 2017.9.20
- キーワード
-
- 飛脚
- 庭番
- 江戸時代
- 情報
- 情報収集
- 幕府
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000224035