レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20131022
- 登録日時
- 2014/02/25 00:30
- 更新日時
- 2021/02/25 13:39
- 管理番号
- 中央-2013-07
- 質問
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解決
脳死宣告を受けた人(15歳以上)について、その後の存命・治療期間を年齢・属性別に知りたい。
- 回答
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都立DBは、所蔵する図書と雑誌の一部は目次情報を収録しているものもあり、「キーワード」等を用いて検索できる。
都立DBを、キーワード<脳死>と入力し検索すると、資料1及び2が見つかった。
資料1 p.885-905「長期にわたる「脳死」――メタ分析と概念的な帰結」D.アラン・シューモン(小松真理子訳)
「CHRONIC 「BRAIN DEATH」, Meta-analysis and conceptual consequences」 D. Alan Shewmon 1998 を日本語訳したもの。
脳死者の生存持続期間を、年齢や病因等の属性別にまとめている。また、訳者による解説もある。
解説内で長期にわたる脳死に関する文献も紹介されているが、いずれも小児のものである。
資料2 p.62-64 III章 H 2 「メタ分析による新たな知見:長期脳死状態の存在」
脳死状態となってから1週間以上生存した患者について、年齢・原因別の生存率が掲載されている。
資料1の原資料でもある「CHRONIC 「BRAIN DEATH」, Meta-analysis and conceptual consequences」をまとめたもの。
「国立国会図書館サーチ」(インターネット)
http://iss.ndl.go.jp/
をキーワード<脳死 判定>で検索すると、資料3及び4が見つかった。
資料3 p.104-106及び資料4 p.112-114に、「厚生省脳死に関する研究班報告書」が載っている。
資料3に脳死と判定された症例、年齢構成、脳死の原因、
資料4に脳死期間のデータがある(昭和59年3月1日から8月31日までの6カ月間のデータ)。
(最終検索日:2013.11.6)
「医中誌Web」(オンラインデータベース)で
<脳死 統計>(検索対象:すべて)と入力し検索すると、都立図書館では所蔵していないが、以下の資料が見つかった。新しい文献ではないが、参考までに紹介する。
・『島根医学』(島根県医師会) 7巻 5号 (1986年9月) p.679-686
「脳死の実態 過去15年間171例の検討」青木 秀暢,佐々木 亮
・『病態生理』(永井書店) 4巻 10号 (1985年10月) p.780-786
「わが国における脳死統計 海外との比較」塩貝 敏之,竹内 一夫
(最終検索日:2013.11.6)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】科学 / 岩波書店 78巻 8号 通巻912号 (2008年8月)
- 【資料2】脳死判定ハンドブック : イラストでわかる法的・医学的基礎知識と実施の手順 / 唐沢 秀治/著 / 羊土社 , 2001.9 <498.1/ 5153/ 2001>
- 【資料3】日本医事新報 / 日本医事新報社 3187号 (1985年5月25日)
- 【資料4】日本医事新報 / 日本医事新報社 3188号 (1985年6月1日)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000149762