レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年12月27日
- 登録日時
- 2017/02/17 19:27
- 更新日時
- 2017/03/31 14:19
- 管理番号
- 名古屋市千-2016-010
- 質問
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未解決
千種区の「千種」という名前の由来を知りたい。また千種区に「千」がつく地名があるのには理由があるのか。
- 回答
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「千種」の名前のいわれがわかる資料は見つけられなかった。また千種区の地名のうち「千」がつく地名に共通のいわれも見つけられなかった。
資料6によると、「千種」の地名は兵庫県宍栗郡の町名などにもあり、一般論として、種々の草を「千種・千草」と称し、中世あたりから縁起の良い名前として用いた地名が多いとのこと。
- 回答プロセス
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資料1によると、千種町の起源を知る典籍はないが、垂仁天皇の時代に物部神社が造営されたことから、それ以前に存在し、二千年以上前から続いていると推測される。その間の変遷は知る由がないが、昔より物部郷古井村と称されており、明治9年に始めて千種と改め、明治三十五年に千種町と改称されている。和名類聚抄で「物部」と称された所が、千種村・廣路村・田代村・鍋屋上野村及び名古屋の東偏にあたる。
資料1と同様の記述が、資料2にあり、和名類聚抄についての記述は資料3にもある。資料2、資料4、資料5は千種の名前の由来については不明としている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 地理.地誌.紀行 (29)
- 参考資料
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- 愛知郡誌 全 愛知郡役所/[編] 愛知郡役所 1923.2 p.159~160 (資料1)
- 名古屋の地名 増補再版 水谷盛光/著 中日新聞本社 1982 p.34 , ISBN 4-8062-0072-7 (資料2)
- 尾張 (日本国誌資料叢書) 太田亮/著 臨川書店 1973 愛知県郷土資料刊行会発売 大正15年刊行の復刻版 p.30 (資料3)
- 千種村物語 名古屋東部の古道と町なみ 小林元/著 ブックショップマイタウン 2013.7 p.5 , ISBN 978-4-938341-88-6 (資料4)
- 千種区史 区制施行五十周年記念 千種区制施行50周年記念事業実行委員会/編集 千種区制施行50周年記念事業実行委員会 1987 p.457 (資料5)
- 日本地名語源事典 吉田茂樹/著 新人物往来社 1981.p.301 (資料6)
- キーワード
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- 千種
- 地名-名古屋市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000210228