参考資料 1~9
1.『戦争中の暮しの記録』
「食」 P104-121 「海水のおかゆ」「豆ご飯」「糠の団子」「日の丸弁当」「雑炊食堂」「ジャガ芋」「かぼちゃの葉」「ごった煮」
2.『明治・大正・昭和 食生活世相史』
p.162-163 昭和19(1944)年 『決戦食生活工夫集』発刊
『決戦食生活工夫集』は、「少ない食糧からできるだけ多くの栄養を摂るための工夫」が述べられている。
「たとえば、米の淘ぎ洗いはするなとか、くだものや馬鈴薯、瓜、蓮根等の皮やへた、キャベツの芯の調理の仕方、南瓜の種の食べ方、糠なし沢庵の作り方(中略)かなり具体的かつ詳細である」
附録に高等女学校の「決戦食調理品目録」あり。その一つとして下記の料理が挙げられている。
「昼の一食―不足な冷飯の利用料理 冷飯をつぶしその中におろし人参やゆでほうれん草、又はうらごしの芋類を加えこねて適当な大きさにしてフライパンで焼く。醤油、又は葛あん、味噌あん(ゆずみそ、ごまみそ)をかけても、昭醤油にしてもよい」
3.『神戸市史 第3集 社会文化編』
「戦時下の生活」P13-14 「十九年七月二二日発行の神戸市市民時報を見ると「南瓜の葉や茎、雄花を食べましょう」
「食生活」P20- 「昭和二〇年一〇月…甘藷の、桑の葉、さなぎ、みかんの皮などによる粉食推進要項」
4.『日本人の20世紀 くらしのうつりかわり 2食生活』P22-27 55年前ころの食生活 p25「疎開先での食事のこん立て」P27 「食べられる野草、タニシ、イナゴ」 「少ない米に大麦をまぜた麦めしや、小麦粉をねってだんごにして、汁の中に入れたすいとん」
5.『アジア・太平洋戦争』P129 「木や草の実から、草や花、イナゴ、タニシ、ヘビまで…薬や歯みがき粉を食べて空腹をまぎらわせることも」
6.『子どもにおくる戦争があったころの話』 p88「食べるものがなかった」p104-105
「食べものがなくなる」「「食べ物」への思い」へび、かえる、いなご、さつまいも、じゃがいも、とうもろこし、すいとん、さといものくき、いものつる、のびる。 p117「青いトマト」「小さい竹筒一ぱいのご飯と、イモのくきのおつゆにタクアンが毎日の食事」
7.『戦争とくらしの事典』P14~15
すいとん :うどん粉(小麦粉)をねってだんごにしたものを、大根の葉やかぼちゃの葉、くず野菜などを具とした汁で煮た
さつまいもご飯と茎のおひたし
野草:ノビル、オオバコ、ヨモギ、シロツメクサ
小動物:カエル、バッタ、イナゴ、タニシ 煮たり焼いたり、乾燥して粉にして食べた
8.『目でみる戦争とくらし百科 4.空襲と空腹の日々』
P24-25 「食糧不足と代用食」 すいとん かぼちゃ、さつまいも 大豆、ドングリ(粉にしてパンをつくる)
イナゴ、虫のさなぎ(食べられる虫を紹介した雑誌)
9.『暮らしの中の太平洋戦争 : 欲シガリマセン勝ツマデハ』
P129-152 第八章 究極のダイエットメニュー 『戦時食生活指針』
P143 コロッケ(魚の頭骨、内蔵等をそのまま庖丁で細かく叩いてコロッケにする)
魚塩汁(魚骨を壷に入れ、塩を加えて」できる汁を醤油の代用に)
魚の内蔵を刻み塩を加えて置いた塩辛
P148「うどんボール」の作り方
「興亜パン」小麦粉+生大豆粉+とうもろこし粉+甘藷粉+蓬粉+米殻+人参+夏白菜ほか+重曹