レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/01/12
- 登録日時
- 2010/06/18 02:00
- 更新日時
- 2010/07/14 11:34
- 管理番号
- 広県図20100029
- 質問
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広島童話研究会のお伽会について,大正7(1918)年4月1日 中国新聞記事に「お伽講話会 広島童話研究会にては三月三十一日~(略)玩具展覧会に因みお伽会を開催せり」とあり,司会者森本古泉,澤田氏の塩原多助,森本氏の飛行の春駒 藤川氏の立身の礎,梶山氏の水地獄,教誓氏の頓智太郎,福島氏の友,沼田氏の大勝利等があったと記載されている。この森本古泉ほか,関係人物について知りたい。
- 回答
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新聞では「森本古泉」だが,森本二泉と思われる。森本二泉については,参考文献(1)~(6)に名前あり。このほかの人物については不明だが,参考文献(6)から,口演者は,広島県外から来ている可能性もある。
参考文献(9)に口演童話関係で沼田姓の名が出てくるが,お尋ねの沼田氏であるかどうかは不明。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 児童文学研究 (909 9版)
- 参考資料
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- (1)『新修広島市史 第4巻』広島市/編 広島市 1958. (p.539 「森本二泉」,p.540 「広島高等師範学校内の童話研究会」 (ID:1002288783))
- (2)『日本口演童話史』内山憲尚/編 文化書房博文社 1972 (p.291 「広島市には森本二泉氏が児童文化運動の第一線にあって東弄西走していた。もともと森本は広島市では屈指の財閥であり」 (ID:1001062080))
- (3)『童話研究 6』滑川道夫/編集代表 久山社 1988 (6巻3号(昭和2年5月) 「童話家名簿」 p.233 「森本二泉 広島エスペラント研究会主事。みどり幼稚園長。~」 (ID:1001797339))
- (4)『童話研究 8』滑川道夫/編集代表 久山社 1988 (8巻2号(昭和4年2月) p.65 「高松から「瀬戸内海を守る童話家~」,「森本二泉」,p.76 「日本童話研究会」 幹部 委員名に「森本二泉」が見える。 (ID:1001797354))
- (5)『童話研究 9』滑川道夫/編集代表 久山社 1988 (8巻7号(昭和4年10月)p.87 「広島童話講習会」 主催者名に「広島高師童話研究会」あり,「詳細は~森本二泉氏宛御問合せ下さい」とあり (ID:1001797362))
- (6)『幼稚園幼児教育紀要紀要 創刊号-第3号(1976-1979)』広島市私立幼稚園協会教育研究部会幼児教育 1977-1979 (創刊号(1976) p.11 「幼児教育半世紀の思いで」 河元きくの「みどり幼稚園の森本園長はポケットマネーを出して,再三にわたり中央から一流の名講師をお招きされて,研究会を開いて下さいました。」 p.49 森本二泉の名あり p.51 「みどり幼稚園」 (ID:1002352621))
- (7)『永懐』廣島高等師範學校/編 [廣島高等師範學校] 1951.10 (p.29 「童話研究会(写真)」 記述はなし (ID:1004738447))
- (8)『追懐』広島高等師範学校創立八十周年記念事業会/編 広島高等師範学校創立 1982. (p.120-121 「清水悟郎」 p.121「童話会ってドウイウカイだ?」,p.473 童話研究会の名が見える,p.695 団体一覧に「童話研究会」あり 質問の人物名はなし (ID:1003669981))
- (9)『日本口演童話史』(再掲) 内山憲尚/編 文化書房博文社 1972 (p.11 「各地方からお伽口演の要求があるので~(略)~沼田笠峰君などと共に,地方講演して今日に至った~」(ID:1001062080))
- (10)『語部:みずひきのおじさん 原北陽』田辺真民/著 文化評論出版 1981. (p.77「高師には童謡のグループがあった。日曜ごとに,地域を分けて出かけ,お寺や広い家を借り,子どもを集めて高師の学生たちが童話を聞かしていた。」とあるが,人名不明。 (ID:1002314522))
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000068122