レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年12月25日
- 登録日時
- 2016/02/26 16:01
- 更新日時
- 2016/03/30 20:28
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2015-033
- 質問
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解決
水道の「蛇口」という言葉の語源を知りたい。
- 回答
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「蛇口」という言葉の語源として、次の3つの説がありました。
【1】明治期に屋外に設置された「共用栓」の円柱部を蛇腹と呼んでいたことから、その吐水口を「蛇口」と呼んだ。
【2】日本で当初使用されていた輸入品の「共用栓」の吐水口にはライオンのレリーフがあり、これが国産になったときライオンと龍の折衷形をした「龍口付き共用栓」となり、やがて完全な龍の形になった。龍は日本では蛇と混同されており、龍の形をしているが蛇と呼ばれ、「龍口」が「蛇口」になった。
【3】イギリスからの輸入品の「共用栓」は、ライオンが水道の口に取り付けてあり、日本で作られるようになると龍のデザインとなり、龍の元となった生き物が「へび」であることから、「蛇体鉄柱式共用栓」とよばれるようになった。そして、専用栓が付くようになった時、「蛇体鉄柱式共用栓」を小さくしたものということで「蛇口」と呼ばれるようになった。
以上のどれが定説であるかは、はっきりしませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生工学.都市工学 (518)
- 参考資料
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栄森康治郎 著 , 栄森, 康治郎, 1927-. 水と暮らしの文化史. TOTO出版, 1994.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002428805-00 , ISBN 4887061080 -
紀谷文樹 [ほか]著 , 紀谷, 文樹, 1938-. 暮らしをささえる水. 彰国社, 1987. (彰国社サイエンス)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001862944-00 , ISBN 4395002196 -
高堂彰二 著 , 高堂, 彰二. トコトンやさしい水道の本. 日刊工業新聞社, 2011. (B&Tブックス. 今日からモノ知りシリーズ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023153935-00 , ISBN 9784526067808
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栄森康治郎 著 , 栄森, 康治郎, 1927-. 水と暮らしの文化史. TOTO出版, 1994.
- キーワード
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- 蛇口
- 水道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000188625