レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/03/29
- 登録日時
- 2018/01/27 00:30
- 更新日時
- 2018/01/27 00:30
- 管理番号
- 参調 17-0064
- 質問
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解決
花は根に鳥は古巣に帰るなり
春のとまりを知る人ぞなき
千載和歌集 崇徳院
この和歌の意味・解説を教えてください
●その質問の出典や情報源、調査済み事項など
千載和歌集 崇徳院
- 回答
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当館蔵書検索で「千載和歌集」を検索。
『千載和歌集』(久保田淳著)、『八代集 3』、には歌意、解説なし。『八代集全註 第2巻』はp327に「花は根に」の歌と、「花は根、鳥は古巣、みな帰る所しれたれども、春の帰りゆくとまりは知人なしと也」と説明があるのみ。
千載和歌集の解説本である『谷山茂著作集 3 千載和歌集とその周辺』『千載集』(松野陽一著)にざっと眼を通してみたが、「花は根に」の解説は見つからなかった。
『新日本古典文学大系 10 千載和歌集』p46に「花は根に」の歌と、簡単な歌意、解説があり。(10行程度)
『新日本古典文学大系 10 千載和歌集』は貸出可能資料(館外貸出も可能)。
論文でこの歌について扱われているものがないか、CiNiiで調査。「崇徳」「歌」をキーワードに検索したところ、14件ヒット。そのうち機関リポジトリで本文を読むことができる、「復古歌人としての崇徳院 (野島健児教授追悼号)」山田哲平著 (『明治大学教養論集』507号(2015年3月刊)掲載)という論文に、「花は根に」について解説があり。
明治大学学術成果リポジトリ(https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/handle/10291/17814 最終確認20170329)。『明治大学教養論集』の31~81pが該当論文だが、「花は根に」については61~64p「最終等着地の喪失」に記述があり。
貸出不可資料では、『日本秀歌秀句の辞典』p168に3行程度の解説、『新編和歌の解釈と鑑賞事典 』p374に半ページ程度の歌意、解説があり。
3月31日電話連絡あり。複写依頼する、とのこと。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 7版)
- 参考資料
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- 1 日本秀歌秀句の辞典 小学館辞典編集部?編集 小学館 1995.3 911.033/NI 168pに3行程度の解説あり
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2 新編和歌の解釈と鑑賞事典 井上/宗雄?編 武川/忠一?編 笠間書院 1999.9 911.103/I 374pに半ページほど歌意、解説があり。 -
3 新日本古典文学大系 10 千載和歌集 佐竹昭広∥[ほか]編 岩波書店 1993.4 918/SH/10 -
1 千載和歌集 久保田/淳?校注 松野/陽一?校注 笠間書院 1969 911.1357/SE -
2 八代集 3 奥村恒哉∥校注 平凡社 1987.5 911.135/HA/3 -
3 八代集全註 第2巻 八代集抄 山岸/徳平?編 有精堂 1985 911.135/HA/2 -
4 谷山茂著作集 3 千載和歌集とその周辺 角川書店 1982.12 910.24/TA/3 -
5 千載集 松野/陽一?著 国文学研究資料館?編 平凡社 1994.6 911.1357/MA
- キーワード
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- 千載和歌集
- 崇徳院
- 解説
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000229211