レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年12月19日
- 登録日時
- 2016/08/12 15:54
- 更新日時
- 2016/10/15 12:15
- 管理番号
- 蒲郡-2007-12191-般
- 質問
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解決
ビワの葉を漢方みたいに使うにはどうしたらいいか
- 回答
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下記の資料を提供。
a.『図解薬草の実用事典』p.138に記述あり。下痢止め、湿疹に効くとのこと。日干しした葉20gを煎じる。下痢止めは内用、湿疹には湿布。また、p.138にはあせもにも効くとの記述があった。こちらは煎じて服用するものではなく、日干しした葉を布袋に入れて浴湯料にする方法が書かれている。
b.『薬になる野の花・庭の花100種』p.181に記述あり。「葉の裏の毛を全部除いたあと乾燥させ」、「咳、食あたりに1日量5gを水300mlに煎じて3回に分けて飲む」。
c.『手作り健康茶大百科 決定版』p.248~249に記述あり。ビワの葉茶について書かれており、鎮痛、利尿、健胃などの作用があるとのこと。「ビワの葉をタワシでよくこすって洗い、葉の裏の白い毛をとり除いて、よくふきます。葉4~5枚分をこまかく切って、1ℓくらい入る土瓶で煮出し、沸騰する寸前で火を止めます」。※「生葉は作用が強いので、1日20g以下にすること」。
- 回答プロセス
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1、最初、「漢方の本はありますか」という質問を受け、請求記号49の医学・薬学に関する本が置かれている書架を案内。
2、お客様より、「もう少し簡単なものはありますか? ビワの葉のものが見たい」とのこと。詳しく聞いてみると、「ビワの葉を漢方みたいに使うにはどうしたらよいうか」とのことだった。
3、自館OPACにて、「漢方」「つくり方」「薬膳」「薬効」「養生」などで検索。
→効用や紹介はいろいろあったが、ビワの葉を使った作り方は見つけられず。
お客様によると、薬膳などで食べるのではなく、「飲んだり煎じたり」の方法が知りたいとのこと。
4、請求記号499の薬草の棚をみる。a、b、cの本に葉を煎じて用いる方法が載っていたので、3冊を提供した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 薬学 (499 9版)
- 参考資料
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田中孝治著 , 田中, 孝治(1925-). 図解薬草の実用事典. 家の光協会, 2001-02.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000245861-00 , ISBN 4259539868 -
指田豊 著 , 小柳吉次 画 , 指田, 豊, 1938- , 小柳, 吉次, 1943-. 薬になる野の花・庭の花100種 : 薬草の散歩道. 日本放送出版協会, 2001.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003007329-00 , ISBN 4140401761 -
『わたしの健康』編集部/編 , 『わたしの健康』編集部. 手作り健康茶大百科 : 決定版. 主婦の友社, 1996. (主婦の友生活シリーズ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I004654229-00 , ISBN 4072195723
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田中孝治著 , 田中, 孝治(1925-). 図解薬草の実用事典. 家の光協会, 2001-02.
- キーワード
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- 漢方
- 薬草
- 枇杷(ビワ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000195788