レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年10月26日
- 登録日時
- 2013/10/26 10:50
- 更新日時
- 2014/02/12 13:07
- 管理番号
- 千葉市中央047
- 質問
-
解決
お年玉の風習はいつ頃からあったのか。なぜ、正月に子どもに小遣いをあげるようになったのか。
- 回答
-
「お年玉」とは、現在では子どもに与える小遣いのことを言うが、かつては新年を祝ってする贈物全般を指した。お歳暮とは逆に、上位(目上)の者から下の者へと贈られるのが特徴。「年の賜物(たまもの)」を語源とする説もある。年初に贈物をする風習は室町時代には既に盛んであったとされる。近世には、町人は扇、医者は丸薬と、品物が限定される傾向もあったが、全国的には餅が中心であった。子どもに小遣いをやる習慣は、訪れる子どもを福の神とみなして、これに施すと余慶が得られるとする考えからきているとする説がある。
- 回答プロセス
-
①百科事典を確認する。
『世界大百科事典 20 トウケートシ』(平凡社)の293~294ページに「としだま」の項目あり。【参考資料1】
『日本大百科全書 17 とけーにほんく』(小学館)の52~53ページに「としだま」の項目あり。【参考資料2】
②事物起源を扱った事典を確認。
『起源のナゾ おもしろい話題.』(光文書院)の289~290ページに「年玉を贈る風習の由来」あり。【参考資料3】
③「お年玉」で業務端末を検索する。
表示された資料の内容を確認。『神さま仏さま知ってるつもり事典.』(大泉書店)の58~59ページにお年玉のルーツについて書かれていた【参考資料4】
④年中行事を扱った書籍を確認。書架をブラウジングする。
『知っておきたい日本の年中行事事典』(吉川弘文館)の32ページに「年玉」の項目あり。【参考資料5】
『年中行事辞典』(東京堂出版)の538-539ページに「年玉」の項目あり。【参考資料6】
『日本を楽しむ年中行事』(かんき出版)の18~19ページに「お年玉」の項目あり。【参考資料7】
『年中行事大辞典』(吉川弘文館)の501ページに「としだま」の項目あり。【参考資料8】
- 事前調査事項
- NDC
-
- 年中行事.祭礼 (386 9版)
- 参考資料
-
- 【参考資料1】世界大百科事典 改訂新版. 平凡社, 2007. (p.293-294)
-
【参考資料2】日本大百科全書 17 2版. 小学館, 1994.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002800311-00 , ISBN 409526117X (p.52-53) - 【参考資料3】樋口 清之. 起源のナゾ おもしろい話題. 光文書院, 1981. (p.289-290)
-
【参考資料4】井沢忠夫 著. 神さま仏さま知ってるつもり事典. 大泉書店, 1995.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002454983-00 , ISBN 4278033141 (p.58-59) -
【参考資料5】福田アジオ, 菊池健策, 山崎祐子, 常光徹, 福原敏男 著. 知っておきたい日本の年中行事事典. 吉川弘文館, 2012.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023347746-00 , ISBN 9784642080682 (p.32) - 【参考資料6】西角井 正慶. 年中行事辞典 1978. 東京堂出版. (p.538-539)
-
【参考資料7】三越 著. 日本を楽しむ年中行事. かんき出版, 2004.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007534842-00 , ISBN 4761262079 (p.18-19) -
【参考資料8】加藤友康, 高埜利彦, 長沢利明, 山田邦明 編. 年中行事大辞典. 吉川弘文館, 2009.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010045541-00 , ISBN 9784642014434 (p.501)
- キーワード
-
- お年玉
- 年玉
- 事物起源
- 年中行事
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000139572