レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/11/5
- 登録日時
- 2017/12/24 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M17120611287699
- 質問
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*イギリスの詩人 ウイリアム・ワーズワース(1770-1850)の「我ら七人」というタイトルの詩の原文と訳文が見たい。
また、この詩が書かれた時期と背景についても知りたい。
- 回答
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*ワーズワースの作品集等を調べたところ、日本語訳については①『ワーズワース詩集』p11-16に「私らは7人」(原題:We are Seven)があった。
このほか②『抒情歌謡集 ワーズワスコールリッジ』p58-61「あたしたちは七人」、③『明治翻訳文学全集15 イギリス詩集1 』p33-35「我等七人。」(われらななたり)/訳:宮崎湖処子、p58-72には「我等は七人」(われらはななたり)/訳:坪内逍遙などがあった。こちらには英文と解説も併記されていた。
また、同p181-183には「我等は七人」/訳:萩畔生、として掲載されている。なお、③の巻末「明治翻訳文学年表」にはこのほかにも訳者の異なる資料が記載されていたため、当館の所蔵を検索したがいずれも所蔵がなかった。
この詩が書かれた時期と背景については、①p217の訳者解説には「1798年にAlfoxdenの杜を散歩している時の作である。」、②p263の訳者注には「1798年の春、オールフォックスデンでの作。」などの記載があった。④『評伝ワーズワス』p81には、旅先で、墓地で遊ぶ少女に出会ったワーズワースが少女の生死観に感動し、後に短詩We are Sevenを書いたとあった。
詩の原文は、⑤”Selected Poetry of William Wordsworth”p54-56に掲載されていた。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩 (931 9版)
- 参考資料
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①ワーズワース『ワーズワース詩集』 岩波書店,1985,225p. 参照はp.11-16,p.217
②ワーズワス『抒情歌謡集』 大修館書店,1984,301p. 参照はp.58-61,p.263
③川戸道昭『明治翻訳文学全集』 大空社,1998,479p. 参照はp.33-35.
④出口保夫『評伝ワーズワス』 研究社,2014,403p. 参照はp.81.
⑤William Wordsworth”Selected Poetry of William Wordsworth”New York Modern Library,2002,760p. 参照はp.54-56.
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①ワーズワース『ワーズワース詩集』 岩波書店,1985,225p. 参照はp.11-16,p.217
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2017120611220987699
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000227307