レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年03月05日
- 登録日時
- 2013/09/03 18:03
- 更新日時
- 2014/12/28 00:30
- 管理番号
- 10-3A-201309-02
- 質問
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解決
大阪のお好み焼きの歴史について知りたい。
- 回答
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『大阪府の郷土料理』(上島 幸子/[ほか]著 同文書院,1988.7)
p.40~41「お好み焼き」の項に、「一銭洋食」、別名「どんど焼き」がお好み焼きの元祖といわれる、との記述がある。
『大阪学 続』(大谷晃一/著 経営書院,1994.11)
p.33~35に、筆者の体験として、昭和8年頃「洋食焼き」として提供されていたと記述がある。
当時の洋食焼きの説明として、小麦粉を水で溶いて鉄板に流し、干した桜エビ・ネギ・かつお節・青のりを置いて、また水溶き小麦粉をかけて焼いた薄いものにソースをかけて食べていたことが記載されている。
また、昭和14年には「お好み焼き」と名を変え、具の卵・エビ・イカ・牛肉やキャベツ・山芋などを、あらかじめ混ぜておき、焼いて食べるようになっており、洋食焼きより分厚くなっていたことが記載されている。
『「粉もん」庶民の食文化』(熊谷真菜/著 朝日新聞,2007.9)
p.189~193「鉄板粉もんの祖、千利休」に、千利休ゆかり茶書「南方録」に記述のある「フノヤキ(麩の焼き)」は小麦粉をこねて薄く焼き味噌などを塗ったもので、お好み焼きを含む鉄板系の粉もんのルーツとして紹介されている。
- 回答プロセス
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当館所蔵をフリーワード “お好み焼き”ד大阪”等で検索、ヒットした資料のうち歴史について記載のあった資料をご紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
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- 『大阪学 続』 大谷晃一/著 経営書院,1994.11 〈当館書誌ID:0000422840〉
- 『「粉もん」庶民の食文化』 熊谷真菜/著 朝日新聞社,2007.9 〈当館書誌ID:0011494012〉
- 『大阪府の郷土料理』上島 幸子/[ほか]著 同文書院,1988.7〈当館書誌ID:0000164455〉
- キーワード
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- 大阪府大阪市
- お好み焼き
- 粉もん
- 歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000136661