レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2017/09/28 16:14
- 更新日時
- 2017/10/11 15:27
- 管理番号
- 2017.10-03
- 質問
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解決
動物の寿命と心拍数の関係についてわかる資料はないか。『ゾウの時間ネズミの時間』という本に哺乳類の一生の間の心拍数は20億回と書いてあった。
- 回答
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■図書を確認する
『ゾウの時間ネズミの時間:サイズの生物学』(本川 達雄/著 中央公論社 1992年)
p.6 哺乳類ではどの動物でも、一生の間に心臓は20億回打つ、という計算が紹介されている。
『絵ときゾウの時間とネズミの時間』(本川 達雄/文 あべ 弘士/絵 福音館書店 1994年)
p.33 上掲の本と同じ作者による児童書には、動物の体重と心拍数について述べられているページに「一生のあいだに、心臓は15億回うつ。ゾウはネズミより、ずっと長生きだけれど、一生のあいだに心臓がうつ回数は、ゾウもネズミもおなじなのだ。」という記述がある。
■「レファレンス協同データベース」で調べる
類似の事例がある。
福井県立図書館https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000180275
上記2冊のほかに『理科年表』が挙げられている。
『理科年表 第90冊(平成29年)』(国立天文台/編 丸善出版 2016)
p.872「脊椎動物の寿命」「無脊椎動物の寿命」の表があり、それぞれの動物の「記録された最長寿命」が記載されている。
p.905 心拍数の表があり、ヒト、イヌ、ネコ、アフリカゾウ、ニワトリ等の1分間の心拍数が載っている。
■インターネットで手がかりを探す
検索の結果、日本経済新聞に関連の記事があることがわかり、データベースで確認した。
「日本経済新聞 2010年9月12日 朝刊
「脈速いと短命」は本当?、人間の一生の心拍数「23億回」説。」
『ゾウの時間ネズミの時間』も紹介されている。哺乳類の場合、一生の間に心臓が打つ回数は「生物学者の間では「15億回」が定説だ。」とある。また、東邦ガス診療所の林博史氏は、哺乳類ごとの体重や心拍数、心周期と寿命との関係を分析し「人間が一生の間に打つ心拍数は「23億回」とはじき出した。」という記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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本川達雄 著 , 本川, 達雄, 1948-. ゾウの時間ネズミの時間 : サイズの生物学. 中央公論社, 1992. (中公新書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002210055-00 , ISBN 4121010876 -
本川達雄 文 , あべ弘士 絵 , 本川, 達雄, 1948- , あべ, 弘士, 1948-. 絵ときゾウの時間とネズミの時間. 福音館書店, 1994. (たくさんのふしぎ傑作集)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002317118-00 , ISBN 4834001938 -
東京天文台 , 国立天文台 , 東京天文台 , 国立天文台. 理科年表 第90冊(平成29年). 丸善, 1975.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I071891331-00 , ISBN 9784621300961
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本川達雄 著 , 本川, 達雄, 1948-. ゾウの時間ネズミの時間 : サイズの生物学. 中央公論社, 1992. (中公新書)
- キーワード
- 照会先
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000222494