レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年11月22日
- 登録日時
- 2015/04/23 08:30
- 更新日時
- 2019/11/27 11:07
- 管理番号
- 京資-310
- 質問
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解決
明治初年における御土居の開墾についての資料を見たい。
- 回答
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御土居とは、『京都大事典』のp150によると、豊臣秀吉による京都改造の一環として天正19(1591)年に京都の周囲に築かれた土塁のことで、東は鴨川、西は紙屋川、北は鷹峯、南は九条に内接する。
御土居の開墾については、『御土居堀ものがたり』のp111~114「明治の「悉皆開拓」令」に詳しく記載されている。
また、行政文書については、明治4(1871)年9月に、府内に「布令書」を出して御土居籔地の開拓を促している。開墾の様子については、「御土居諸願綴込」に記載されている。
- 回答プロセス
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1.『京都大事典』で「御土居」を調べた。
2.京都府立総合資料館の図書検索システムで、キーワード「御土居」を検索した。検索の結果見つかった資料を調べたところ、『御土居堀ものがたり』『豊臣秀吉と京都:聚楽第・御土居と伏見城』『平安京跡・御土居跡』に、御土居について詳しく記載されていた。
3.行政文書に該当するものがあるかを確認するため、当館の文書閲覧室で利用できる「歴史資料データベース」の行政文書検索でキーワード「御土居」を検索した。検索の結果見つかった簿冊についてその件名簿を確認したところ、「布令書」「御土居諸願綴込」に御土居の開墾について記載されていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 9版)
- 参考資料
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- 『京都大事典』 佐和隆研[ほか]編集 淡交社 1984年 図書請求記号:K0||291.62||KY6
- 『御土居堀ものがたり』 中村武生著 京都新聞出版センター 2005年 図書請求記号:K1||216.2||N37
- 『豊臣秀吉と京都:聚楽第・御土居と伏見城』 日本史研究会編 文理閣 2001年 図書請求記号:K1||216.2||N71
- 『平安京跡・御土居跡』 京都市埋蔵文化財研究所 2007年 (京都市埋蔵文化財研究所発掘調査報告;2006-18) 図書請求記号:K1||210.025||Ky6||06-18
- 「布令書」 行政文書簿冊番号:明3-6
- 「御土居諸願綴込」 行政文書簿冊番号:明3-55
- キーワード
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- 御土居
- 開拓
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000171393