レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/01/19
- 登録日時
- 2017/02/27 00:30
- 更新日時
- 2017/03/02 13:58
- 管理番号
- 所沢吾妻-2016-011
- 質問
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解決
元禄期の経済について書かれた本はないか。
- 回答
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下記の資料に記述があります。
〇『元禄時代がわかる。』 朝日新聞社 1998年
〇『日本の時代史 15』 石上英一/[ほか]企画編集委員 吉川弘文館 2003年
〇『日本の歴史 16』 中央公論新社 2005年
〇『日本全史』 宇野俊一/[ほか]編集 講談社 1991年
〇『日本経済史』 杉山伸也/著 岩波書店 2012年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
〇『元禄時代がわかる。』 朝日新聞社 1998年
p14~p17「財政史と地域」の認識」の項目で「財政」について記載あり
p42~p45「地方商家史料にみるダイナミズム」の項目で「商品流通」について記載あり
p46~p49「砂糖でたどる「甘さの文化」と消費社会」の項目で「貿易」について記載あり
p133~p137「〈経済〉全国市場が繋いだ江戸と上方」の項目があり、「大坂二十四組問屋・江戸十組問屋ができたこと」、「街道の整備が行われ、流通ルートが確立したこと」などについて記載あり
△『日本経済思想史』川口浩/著 勁草書房 2015年
p59、p72に少量記載あり
△『日本経済の歴史』中西聡/編 名古屋大学出版会 2013年
p78~p96に17世紀の江戸時代の経済について、詳しい記載があるが、特に元禄期について言及されているのは、「幕府の大坂から江戸への送金は公金為替として制度化された」点等、少量のみ
2.後日調査による追加資料
〇『日本の時代史 15』 石上英一/[ほか]企画編集委員 吉川弘文館 2003年
p15~p22「大開発と全国市場」に市場と流通ルートの確立について記載あり
p80~p85「発展する商品経済」に問屋経営について記載あり
〇『日本の歴史 16 元禄時代』 中央公論新社 2005年
p237~p269「東廻りと西廻り」に「流通の航路」について記載あり
p270~p304「天下の台所、大阪」に「免税を記念する時の金」「米を売る諸藩の蔵屋敷」「大名貸と米市場」「集荷市場と消費市場」「大阪町人の商才」について記載あり
p407~p431「窮乏する財政」に「幕府財政の内幕」「財政無視の寺院造営」「質を落とした元禄金銀」などについて記載あり
〇『日本全史』 宇野俊一/[ほか]編集 講談社 1991年
p607「江戸の諸問屋が大同団結 十組問屋の結成で利益確保」
p609「幕府、貨幣改鋳を断行 粗悪な元禄金銀出まわる」などの記載あり
〇『日本経済史』 杉山伸也/著 岩波書店 2012年
p9~129「第Ⅰ部 徳川時代の日本経済」の項目があり、「第4章 「元禄バブル」から「享保改革」へ」に詳しく記載あり
p36 (前略)元禄期までに幕藩体制の制度的なフレームワークはほぼ完成し、(中略)「元禄バブル」をむかえることになった。」の記載あり
p519「終章」の項目があり、「最初のバブルは一七世紀末から一八世紀初めの「元禄バブル」、(後略)の記載あり
- 事前調査事項
- NDC
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- 経済史.事情.経済体制 (332 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 元禄時代がわかる。 朝日新聞社 1998.12 210.52 , ISBN 4-02-274095-7
- 日本の時代史 15 石上英一/[ほか]企画編集委員 吉川弘文館 2003.8 210.1 , ISBN 4-642-00815-2
- 日本の歴史 16 中央公論新社 2005.11 210.08 , ISBN 4-12-204619-X
- 日本全史 宇野俊一/[ほか]編集 講談社 1991.3 210.1 , ISBN 4-06-203994-X
- 日本経済史 杉山伸也/著 岩波書店 2012.5 332.105 , ISBN 978-4-00-024282-0
- キーワード
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- 経済
- 江戸時代
- 元禄
- 貨幣
- 貨幣改鋳
- 問屋
- 徳川綱吉
- 柳沢吉保
- 荻原重秀
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000210641