①には、TPPの正式名称は、「環太平洋パートナーシップ協定:Trans-Pacific Partnership」といい、「このTPPは、アジア太平洋地域の参加国で貿易や投資の障害となる規制をなくし、幅広い分野で新しい共通ルールをつくろうという協定。」と説明されている。TPPに参加することのメリットとして、TPPの参加により太平洋を囲むオセアニア、アジア、南北アメリカの広い地域の国々が同じ経済圏になるので、日本の製品をさらに売りやすくなる。と書かれている。デメリットとしては、関税がなくなることで安い商品や農産物の輸入が増え、国内の農林水産業の売り上げが減少し、厳しい状況にさらされることになる。と説明されている。
②には、「TPPとは、Trans-Pacific Partnership(環太平洋経済連携協定)の略で、環太平洋地域の国ぐにが物やサービスを自由にやり取りするために結ばれた取り決めのこと」で、「関税をなくし、貿易をしやすくする目的があり、日本をふくめて12か国がTPP交渉に参加」している、と書かれている。「導入することで、関税をなくしたり、税率を下げ外国から日本に輸入されてくる物の流通や、それらを買う人たちのお金の流れが活発になることが期待されています。」また、「日本企業は日本製の車や家電などを海外で売りやすくなる。」一方で、「外国産の商品が安く輸入できるようになるため、消費者にとっては、よい面もありますが、国内の農家などは価格競争にさらされ、大きな打撃を受ける可能性もあります。」と説明されている。
③には、TPPとは、環太平洋パートナーシップ協定の略とあり、TPP以外にも、日本の貿易について写真とデータでわかりやすく紹介されている。
④には、TPPとは「Trans-Pacific Partnershipの略で、日本語では「環太平洋経済協定」「環太平洋戦略的経済協定」「環太平洋連携協定」などともいわれる」と書かれている。「工業製品をつくる人たちは、輸出したモノを安く売ることができて得だといいます。一方、農作物をつくる人たちは、輸入される農作物が安く売られることになるので、困るといいます。」と説明されている。その他、社会のしくみが小学生向きにわかりやすく学べる内容である。
⑤には、「安倍晋三首相は、2013年3月15日、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定への交渉参加を表明しました。」とあり、賛成派と反対派の意見が次のように記載されている。賛成派は、「外国の農産物などが安く買えるようになる。」「外国日本製品の販売価格が安くなり輸出が増加する。」反対派は、「外国産農産物が入ってくると、国内の農業が打撃を受ける。」「外国の銀行や保険会社などのサービスが入ってくると、国内の制度がくずれたり、日本の企業が圧迫されたりする。」とある。