レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/12/24
- 登録日時
- 2016/05/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:37
- 管理番号
- M16011510577376
- 質問
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国内で、瀬戸大橋以外に鉄道と道路が上下に分離して敷設された併用橋はあるか。
- 回答
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下記の資料①、②、③によると、国内で鉄道と道路が上下に分離して敷設された併用橋は、瀬戸大橋以外にスカイゲートブリッジR(関西国際空港連絡橋)、レインボーブリッジが該当するようである。
ただし、日本橋梁建設協会ホームページ内の『橋梁年鑑データベース』において、橋種分類を「道路鉄道併用橋」の項目で検索すると、関西国際空港連絡橋と瀬戸大橋(南備讃瀬戸大橋、北備讃瀬戸大橋、下津井瀬戸大橋、岩黒島橋、櫃石島橋、与島橋)のみが条件に該当する併用橋であった。
また、レインボーブリッジを走る鉄道は、新交通システム(ゆりかもめ)である。
①『日本の橋』
年表に記載されている期間(平成15年まで)に完成した主な橋を調査したところ、瀬戸大橋と同様に「道路鉄道併用橋」と記載されている橋は、「スカイゲートブリッジR」のみであった。同書の中で、スカイゲートブリッジRについては、「関西国際空港と陸側のりんくうタウンとを結ぶ連絡橋で、全長3,750mのトラス橋であり、道路と鉄道の併用橋である。」と記載されている。なお、掲載の写真より、上層に車輌、下層に鉄道が走っていることが分かる。
②『日本の名橋』
併用橋の中には、「鉄道と道路が同じ橋の平面に敷設されるものや、上層が車両で下層が鉄道という上下構造の橋があります。」という記載があり、併用橋の代表的な例として、レインボーブリッジと瀬戸大橋が挙げられている。同書の中で、レインボーブリッジについては、「橋には高速11号台場線、臨港道路(一般道)、臨海新交通システム(ゆりかもめ)が通っているが、上は首都高速11号台場線、下が一般道およびゆりかもめの二層構造。」と記載されている。また、「スカイゲートブリッジR」の項目には「道路・鉄道分離構造の併用橋」と記載されている。
③『プロが教える橋の構造と建設がわかる本』
スカイゲートブリッジR、レインボーブリッジに関する記載があり、構造や全長、橋の写真や断面図が紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 橋梁工学 (515 9版)
- 参考資料
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日本橋梁建設協会編『日本の橋』,2004,213p. 参照はp.117,p.186-198.
日本橋梁建設協会『日本の名橋完全名鑑』 廣済堂出版,2013,159p. 参照はp.7,p.52,p.101.
藤野 陽三『プロが教える橋の構造と建設がわかる本』 ナツメ社,2012年,223p. 参照はp.122-123,p.140-141.
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日本橋梁建設協会編『日本の橋』,2004,213p. 参照はp.117,p.186-198.
- キーワード
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- 併用橋
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2016011510585577376
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000192212