レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月09日
- 登録日時
- 2012/02/09 10:17
- 更新日時
- 2017/09/01 11:28
- 管理番号
- 20120209-2
- 質問
-
解決
『大日本古文書』について知りたい。
- 回答
-
『国史大辞典』を調べた。
だいにほんこもんじょ 【大日本古文書】
「東京大学史料編纂所が編集、刊行している古文書集。正式な呼称は「だいにっぽんこもんじょ」。編年文書・家わけ文書・幕末外国関係文書の三種があり、昭和六十二年(一九八七)三月末現在、総計百七十七冊に達する。史料編纂所は、前身の文科大学史料編纂掛時代の明治三十四年(一九〇一)二月、編年体史料集である『大日本史料』の第一冊として第六編之一を刊行し、これについで同年七月から『大日本古文書』(編年文書)の刊行を開始している。さらに同三十七年からは『大日本古文書』家わけ第一として、『高野山文書』の刊行が開始された。また同四十三年には、外務省の幕末外交文書集編纂業務を継承した『大日本古文書』幕末外国関係文書も出版されている。(以下略)」
〔編年文書〕
1大宝二年十一月―天平七年十二月
2天平八年―同十九年
3天平二十年―天平勝宝五年
4天平勝宝六年―天平宝字五年
5天平宝字六年―神護景雲三年
6宝亀元年―同十一年
7追加(一)和銅二年―天平十三年
8追加(二)天平十四年―同十七年
9追加(三)天平十八年―同十九年
10追加(四)天平二十年―天平感宝元年
11追加(五)天平勝宝元年七月―同三年五月
12追加(六)天平勝宝三年六月―同五年五月
13追加(七)天平勝宝五年六月―天平宝字二年八月
14追加(八)天平宝字二年九月―同四年十二月
15追加(九)天平宝字五年正月―同六年八月
16追加(一〇)天平宝字六年九月―同八年十二月
17追加(一一)天平神護元年正月―宝亀元年七月
18追加(一二)宝亀元年九月―同二年六月
19追加(一三)宝亀二年七月―同三年三月
20追加(一四)宝亀三年四月―同年十二月
21追加(一五)宝亀三年(月欠)―同四年五月
22追加(一六)宝亀四年五月―同五年八月
23追加(一七)宝亀五年九月―同十年十二月
24補遺(一)天武天皇十四年―天平勝宝元年
25補遺(二)天平勝宝二年―宝亀七年・附録(正倉院御物出納文書)
〔家わけ文書〕
1高野山文書(全八冊)
(一)宝簡集
(二)宝簡集・続宝簡集
(三)続宝簡集
(四)―(八)又続宝簡集
2浅野家文書
3伊達家文書(全十冊)
4石清水文書
(一)―(四)田中家文書
(五)田中家文書附録宮寺縁事抄
(六)菊大路家文書・拾遺
5相良家文書(全二冊)
6観心寺文書
7金剛寺文書
8毛利家文書(全四冊)
9吉川家文書(全二冊)
吉川家文書別集(附録石見吉川家文書)
10東寺文書(既刊八冊)
(一)百合文書い―に(上)
(二)百合文書に(下)―へ(上)
(三)百合文書へ(下)―ち(上)
(四)百合文書ち(下)―ぬ
(五)百合文書る
(六)百合文書を(上)
(七)百合文書を(下)―わ(上)
(八)百合文書わ(中)
11小早川家文書(附録浦家文書)(全二冊)
12上杉家文書(既刊三冊)
13阿蘇文書
(一)阿蘇神社文書・阿蘇家文書(上)
(二)阿蘇家文書(下)
(三)西巌殿寺文書・附録(健軍神社文書・満願寺文書)
14熊谷家文書・三浦家文書・平賀家文書
15山内(首藤)家文書
16島津家文書(既刊三冊)
17大徳寺文書(既刊十四冊)
18東大寺文書(既刊十四冊)
(一)―(三)東南院文書(1)―(3)
(四)東南院文書(4)(東大寺開田図)
東大寺開田図図録
(五)内閣文庫所蔵東大寺文書
(六)―(九)東大寺図書館架蔵文書(1)―(4)(成巻文書)
(一〇)―(一三)東大寺図書館架蔵文書(5)―(8)(未成巻文書)
東大寺文書別集(既刊一冊)
(一)東京大学所蔵文書(1)(文学部所蔵文書)
19醍醐寺文書(既刊九冊)
醍醐寺文書別集(満済准后日記紙背文書)(既刊二冊)
20東福寺文書(既刊五冊)
21蜷川家文書(既刊三冊)
〔幕末外国関係文書〕(既刊四十八冊)
1嘉永六年六月―同年七月
2嘉永六年八月―同年九月
3嘉永六年十月―同年十二月
4安政元年正月
5安政元年二月―同年三月
6安政元年四月―同年六月
7安政元年七月―同年九月
8安政元年十月―同年十二月
9安政二年正月―同年三月上旬
10安政二年三月中旬―同年四月中旬
11安政二年四月中旬―同年五月下旬
12安政二年六月上旬―同年九月上旬
13安政二年九月中旬―同三年二月下旬
14安政三年三月―同年八月
15安政三年九月―同四年四月
16安政四年五月―同年七月中旬
17安政四年七月下旬―同年九月
18安政四年十月―同年十二月
19安政五年正月―同年四月上旬
20安政五年四月中旬―同年七月
21安政五年八月―同年十二月
22安政六年正月―同年三月
23安政六年四月―同年六月
24安政六年六月―同年七月
25安政六年七月―同年八月
26安政六年八月
27安政六年九月
28安政六年十月
29安政六年十月―同年十一月
30安政六年十一月
31安政六年十一月―同年十二月
32・33安政六年十二月
34万延元年正月
35・36万延元年二月
37・38万延元年三月
39万延元年閏三月―同年四月
40万延元年五月―同年六月
41万延元年七月―同年八月
附録1露西亜応接掛川路左衛門尉(聖謨)日記・露西亜応接掛古賀謹一郎(増)西使日記・露西亜応接掛附津山藩士箕作阮甫(虔孺)西征紀行・亜米利加応接掛林大学頭()等墨夷応接録・亜米利加応接掛町奉行支配組与力浦賀御用日記・米国使節随行清国人羅森日本日記
附録2村垣淡路守(範正)公務日記
附録3嘉永安政文書集抜萃・村垣淡路守(範正)公務日記・水野忠徳雑録
附録4―7村垣淡路守(範正)公務日記
参考文献:
『東京大学百年史』部局史四
<データベース>
東京大学史料編纂所の古文書フルテキストデータベースが公開されていた。
データベース検索 東京大学史料編纂所
http://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/db.html (2017/09/01 確認)
古文書フルテキストデータベース
http://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller (2017/09/01 確認)
「中世文書を中心とした古文書のフルテキストデータベース。収載される史料集や史料群は以下のものです。
『大日本古文書 家わけ文書』(東京大学史料編纂所刊)
目次部分はすべてデータ登録されています。全文については、現在追加入力中です。
なお『大日本古文書 編年文書』は、奈良時代古文書フルテキストDBを利用下さい。
「入来院家(いりきいんけ)文書」「台明寺(たいみょうじ)文書」(東京大学史料編纂所所蔵)
『中世法制史料集』(佐藤進一・池内義資・百瀬今朝雄編、岩波書店)第1~第5巻
編著者の佐藤進一氏、池内冨美子氏(池内義資氏の著作権継承者)、百瀬今朝雄氏と、刊行者の岩波書店の御了解をえて公開しています。深く感謝いたします。
なお、データベース化されたものは武家関係を中心とする第1~第5巻です。第6巻と別巻のデータは含まれておりません。
中心となるのは中世文書ですが、古代・近世文書もいくつか含まれます。検索結果は、検索結果一覧のみです。『大日本古文書』分については、検索結果から刊本のイメージ閲覧ができます。(閲覧ヴューアーのプラグインが必要です。)」
東寺文書は、以下のデータベースで確認できる。
東寺百合文書WEB (京都府立京都学・歴彩館)
http://hyakugo.kyoto.jp/ (2017/09/01 確認)
- 回答プロセス
-
コトバンクで検索した。
大日本古文書(だいにほんこもんじょ)日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
https://kotobank.jp/word/%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%A4%E6%96%87%E6%9B%B8-91825#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 (2017/09/01 確認)
「東京大学史料編纂所(へんさんじょ)の編集している古文書集。既刊175冊(1986年12月現在)。史料編纂所は前身の内閣修史局以来、六国史(りっこくし)に続く正史の編纂を目的とし、その材料となる古文書・古記録の調査・蒐集(しゅうしゅう)を行っていたが、1901年(明治34)2月の『大日本史料』刊行開始に続き、同年7月から、古代・中世の古文書の翻刻である『大日本古文書』の出版を開始した。」
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 大日本古文書
- 東京大学史料編纂所
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000101251