レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年07月01日
- 登録日時
- 2017/07/01 13:18
- 更新日時
- 2017/07/03 11:52
- 管理番号
- いわき総合-一般324
- 質問
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未解決
1906(明治39)年に読売新聞に連載された小川未明の小説「鬼子母神」の読みを知りたい。
- 回答
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・文学辞典に、小川未明作「鬼子母神」は掲載されていなかった。
・日本国語大辞典では、「きしぼじん」「きしもじん」と両方掲載されているが、「きしもじん」には、「きしぼじん」とも言うとある。
・小川未明が豊島区雑司が谷に住んでいたため、雑司が谷鬼子母神がどう呼ばれていたかを調べたが、「日本歴史地名大系」は「きしもじん」。
「郷土資料事典 ふるさとの文化遺産」は「きしぼじん」とルビがふってある。
・ネット検索サイトで、ヒットしたYahoo知恵袋のQ&Aによると、雑司が谷の鬼子母神は、「きしもじん」であると、都の郷土史研究家に確認したとのコメントを見つけた。
・都電荒川線鬼子母神前駅の読みは、「きしぼじんまええき」である。
- 回答プロセス
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・読売新聞社で連載した新聞小説一覧では、連載期間は、1905年1月8日から1905年3月10日まで連載回数は、8回とある。
・国会図書館のOPAC検索で、「小川未明」「鬼子母神」で 検索すると、「近代名作館. 小説 1、文英堂, 1995.3.」がヒットし、収録作品となっていることがわかったが、ヨミは表記されていない。
・国語辞典で双方を引いたが、「きしぼじん」の記述は多く、「きしもじん」は出典と「きしぼじん」とも言うと記されている。
・小川未明は上越市の出身で、「小川未明文学館館報」第3号12ページに、未明が暮らした雑司が谷界隈(現在の目白台、西池袋付近)とあったので、 地名事典で読みを確認できるのではないかと考えた。
・都電荒川線鬼子母神前駅の読みは、「きしぼじんまええき」
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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郷土資料事典 : ふるさとの文化遺産 13(東京都). ゼンリン, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002632582-00 -
日本歴史地名大系 21. 平凡社, 1989.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I069496316-00
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郷土資料事典 : ふるさとの文化遺産 13(東京都). ゼンリン, 1997.
- キーワード
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- 小川未明
- 鬼子母神
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000218150