レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年06月03日
- 登録日時
- 2018/07/11 10:58
- 更新日時
- 2018/07/13 08:58
- 管理番号
- いわき総合-地域559
- 質問
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解決
自宅を整理していたら曽祖父が写っている古い写真を見つけた。そこに写っている石碑の所在を知りたい。また、石碑に刻まれている八幡礦業がどこにあったのか知りたい。
- 回答
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写真に写っている石碑は、八幡礦業の創業に尽力された小林岩五郎という方が病により亡くなり社葬を行った大正7年11月に建立されたことが記載されている。
小林岩五郎氏については当館所蔵の資料やインターネット等を調査するも人物や石碑の所在等を確認することが出来ませんでした。
また、八幡礦業については、『いわき市勿来地区地域史 2 歴史・地誌(明治時代~大正時代~昭和20年)2』P419及びP420によると、四時川左岸の八幡神社付近では八幡礦業㈱川辺礦の記載があり、現在のいわき市川部町寺田付近に炭鉱があったことが記されている。八幡礦業は規模の小さい零細炭鉱であり、その採掘などの様子が『いわき市史 別巻[2] 常磐炭田史』P268からP269に記載があり、『黒ダイヤの記憶』P122では同炭鉱事業者の移り変わりが記載されている。
なお、その他の資料として、『仙台鉱務署管内鉱区一覧』P73では採掘量、『常磐地方の鉱山鉄道』P131からP134及び『常磐地方の鉄道』P137からP138には使用した軌道などが記載されている。
- 回答プロセス
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1.資料を調査
上記回答のとおり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 石炭 (567 9版)
- 参考資料
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いわき市勿来地区地域史編さん委員会 編. いわき市勿来地区地域史 : 先人と未来人の絆を紡ぐ歴史を今に 2 (歴史・地誌 (明治時代-大正時代-昭和20年)). いわき市勿来地区地域史編さん委員会, 2013.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024396404-00 (P419~P420) -
いわき市史編さん委員会 編 , いわき市. いわき市史 別巻 [2] (常磐炭田史). いわき市, 1989.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002578050-00 (P268~P269) -
小宅幸一 著 , 小宅, 幸一, 1951-. 黒ダイヤの記憶 : 常磐炭田石城南部地区の炭鉱. 平電子印刷所, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002722548-00 , ISBN 4924912093 (P122) - 農商務省鉱山局. 仙台鉱務署管内鉱区一覧 大正九年七月一日現在. 国産時報社, 1920.8. (P73)
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おやけこういち 著 , 小宅, 幸一, 1951-. 常磐地方の鉱山鉄道 : 歴史の鉱石を運んだ車輪の響き : 常磐炭田内に数多く存在した鉄・軌道の全容を解明. [おやけこういち], 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008368722-00 , ISBN 4990292103 (P131~P134) -
小宅幸一/著. 常磐地方の鉄道 : 民営鉄道の盛衰をたどって. 小宅幸一, 1987.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I010644153-00 (P137~P138)
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いわき市勿来地区地域史編さん委員会 編. いわき市勿来地区地域史 : 先人と未来人の絆を紡ぐ歴史を今に 2 (歴史・地誌 (明治時代-大正時代-昭和20年)). いわき市勿来地区地域史編さん委員会, 2013.
- キーワード
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- 石碑
- 炭鉱
- 炭鑛
- 八幡鑛業
- 八幡鑛業㈱川部鑛
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000238368