レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年02月09日
- 登録日時
- 2016/07/25 17:06
- 更新日時
- 2017/05/25 11:19
- 管理番号
- wul-20160209-00
- 質問
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Web検索エンジンの「千里眼(Searcher in Waseda)」に関する資料を探している。この検索エンジンは「早稲田大学村岡(洋一)研究室」の学生であった田村健人氏が立ち上げたとされているが、第3者によって言及されている資料が欲しい。
- 回答
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図書・雑誌論文/記事・新聞記事について、言及の確認できたいくつかの資料と、各種資料の探し方を説明した。併せて学外環境からのアクセス方法と資料の取り寄せ(ILL)サービスについてご案内。
(1)図書の探し方
○早稲田大学の所蔵目録(蔵書検索WINE)をキーワード「"インターネット" and 検索」で検索し、刊行年が1994~1999年のものに記述があるかもしれない。一例として『情報検索のためのインターネット活用術』「3.2.1日本のサーチエンジン」の項に言及があることを確認した。
○Webcat plusで「千里眼」や「検索エンジン」と検索すると多数ヒット。一例として、原田昌紀『サーチエンジン徹底活用術』に簡単な記述を確認した。『検索エンジン読本』『検索エンジン徹底活用法 : 見たいページへ誰よりも速く』『インターネット検索術』等も確認すると良いかもしれない。
(2)雑誌論文/記事の探し方
○CiNii Articlesで「田村健人」と検索をした結果のうち、田村健人「WWWにおける広域検索システム」は千里眼に関する講演内容のようだ。
○情報処理学会電子図書館を「千里眼」と検索した結果のうち、佐藤永欣ほか「最新情報の検索のための分散型サーチエンジン」はオンラインで全文を読むことができ、千里眼に関する記述を確認した。また、参考文献で村岡洋一「Internet広域分散協調サーチロボットの研究開発」が挙げられている。
○日経BP記事検索サービスにて、キーワード「千里眼」「検索エンジン」で検索すると、「良い検索エンジンに求められるもの?第1回:仕組みから学ぶインターネット検索」を全文で閲覧することができる。
○東洋経済デジタルコンテンツ・ライブラリーの雑誌検索にて、期間を1997/1/1、対象媒体を「すべて」と指定したうえで、「千里眼」「検索エンジン」と検索すると、「特集 グーグル10年目の大変身要素技術の優秀さはお墨付き次世代検索は日本発?」等の記事を確認することができる。
(3)新聞記事の探し方
○日経テレコン21にて「千里眼」「早稲田」と検索した結果、「早大VB復活にゲキ、危機感バネに人材育成。」の記事中に千里眼に関する記述がある。
(4)Web上の情報の探し方
○Googleを「田村健人」「早稲田」で検索したもののうち、『Internet magazine = インターネットマガジンインプレス』という雑誌に掲載されている記事は、有用そうである。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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○田村健人(1992)「インタ-ネット最前線(13)隠れた情報をみつけたい--千里眼」Bit(29)46-51は所蔵あるが本庄別置のため内容未確認。
○山名早人(1997)「WWW情報検索の現状」コンピュータソフトウェア(14)503-510
○JAWPの該当項目: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E9%87%8C%E7%9C%BC_(%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
○アーカイブサイト: http://web.archive.org/web/19980210120843/http://senrigan.ascii.co.jp/
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 学部学生
- 登録番号
- 1000195195