レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/8/8
- 登録日時
- 2011/08/05 17:50
- 更新日時
- 2011/08/08 12:24
- 管理番号
- UT-ML0023
- 質問
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解決
毎日新聞(高知県版)に2008年5月~翌年3月まで39回連載された間城龍男氏の記事を読みたい。内容は「南海地震」に関するものだが,記事のタイトル,掲載日時はわからない。
- 回答
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記事のタイトルは「南海地震を知ろう:昭和・安政・宝永の記録から」。連載回数は40回(2008年5月14日より毎週水曜日掲載,一部休載あり)。
掲載年月日は
2008年 5月14,21,28日,6月4,11,18,25日,7月2,9,16,23,30日,8月6日,9月3,10,17日,10月1,8,15,22,29日,11月5,12,19,26日,12月3,10,17日
2009年
1月7,14,21,28日,2月4,11,18,25日,3月4,18,25日,4月1日
マイクロ資料は国立国会図書館にあり。原紙は高知県いの町立図書館にあり。また,これらの記事をまとめた冊子「南海地震」(2011.3発行)が高知県立図書館に所蔵されている。
- 回答プロセス
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①当館では毎日新聞のデータベースが利用できないため,まず,インターネットで「毎日新聞」「間城龍男」等のキーワードで検索したがヒットせず。
②毎日新聞社のサイトに「問い合わせフォーム」があったため,上記質問事項を問い合わせ。
③インターネットで毎日新聞高知支局の電話番号を調べ,直接問い合わせたところ,連載のタイトル「南海地震を知ろう:昭和・安政・宝永の記録から」と連載に関する情報(2008年5月14日より毎週水曜日掲載)を得る。また,これらの連載をまとめた冊子「南海地震」(2011.3発行)があるので,新聞記事を全て読むよりもこの冊子を読んだ方がよいかも,という情報も得る。
④冊子の所蔵情報を,国立国会図書館,NACSIS-Webcatで調査するがヒットせず。高知県立図書館に所蔵があることを確認。
⑤再度,毎日新聞高知支局にこの冊子の情報をたずねたところ,市販本ではなく,関係者に配るような類の冊子であるとのこと。
⑥ここまでの調査について,質問者に報告し,新聞記事がよいか,冊子がよいかを確認。すると冊子のコピーはすでに入手済みであるが,40回分の新聞記事にしてはボリュームが少ないように思うので,新聞記事を確認したい,とのこと。また,8月21日に高知で開催される「間城龍男」氏の講演に行くので,それまでに入手したい,とのこと。また,いの町立図書館に新聞があることはわかっているので,そちらに出向いて探してみてもよい,とのこと。
⑦毎日新聞社から,電話にて「問い合わせフォーム」に対する回答を受ける。詳細な掲載日に加えて,この記事に関する下記の情報を得る。
・以上の連載は,未発表の論文「昭和南海・安政宝永地震」を分割して掲載したもの。
・論文はすべてテキスト。
・新聞掲載にあたり,高知大学理学部所属の高知地震観測所から写真・図表等の提供を受けた。
⑧新聞記事を質問者の希望日までに入手できるかどうか,国立国会図書館に問い合わせ。1度に30回分しか送付できない,ということで,期日までに全てを入手することは難しいとのこと。
⑨高知大学附属図書館に該当期間の毎日新聞を所蔵しているかどうか照会。所蔵なしとの回答。
⑨ここまでの調査を質問者に報告。質問者本人も,冊子について高知県立図書館に直接問い合わせたとのことで,冊子の内容は新聞記事をまとめたもので内容が少ないということはないことを確認した,とのこと。また,毎日新聞社からの記事に関する情報を伝えたところ,納得した様子であった。
⑩新聞記事と冊子の内容が同じであるなら,あらためて新聞記事を入手しなくてもよい,また正確な掲載日がわかったので,いの町立図書館で確認してみる,というこうとで調査を終了した。
- 事前調査事項
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質問者は事前に,高知県いの町立図書館に,該当時期の毎日新聞が所蔵されていることを調査していた。また,冊子「南海地震」のコピーも入手済みであったが,事前のインタビューでは知らされなかった。
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 毎日新聞
- 間城龍男
- 南海地震
- 照会先
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- 毎日新聞社
- 毎日新聞高知支局
- 国立国会図書館
- 高知大学附属図書館
- 寄与者
- 備考
- 新聞データベースを使わずに直接新聞社に問い合わせることはためらわれたが,迅速に回答をいただくことができ,大変ありがたかった。
- 調査種別
- 事実調査,所蔵機関調査
- 内容種別
- 新聞記事
- 質問者区分
- 大学教員
- 登録番号
- 1000089684