レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年03月26日
- 登録日時
- 2012/10/28 17:25
- 更新日時
- 2019/06/30 14:46
- 管理番号
- いわき総合-地域95
- 質問
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解決
内郷の回転櫓盆踊りの由来について知りたい。
- 回答
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もともとは、常磐炭礦が労働者の炭礦生活を慰安する目的で、昭和23年から始まった盆踊り大会です(当時は内郷市宮町の金坂グラウンドで開催)。
昭和27年には回転櫓が取り入れられ、昭和30年の新聞には「日本一の大櫓」という記事もありました。その後、常磐炭礦の業績悪化のため回転櫓は一度廃止となりますが(昭和33年)、翌年の昭和34年には内郷市観光協会が場所を内郷駅前に移して回転櫓を組み開催、現在に至っています。
- 回答プロセス
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1.「内郷回転櫓」についての記述を資料で確認
【資料①】『内郷郷土史 下巻』
巻末の年表(P874)の「昭和34年8月 内郷市恒例の夏祭り盆踊り大会始まる」という記述を確認する。
【資料②】『いわき民報』
昭和34年8月の「いわき民報」を確認。7/24、8/19に回転櫓の記事があった。しかし由来などの記述はなし。
遡って昭和33年の8/13の新聞を確認すると、回転櫓が廃止となった記事があった。ということは、過去にも回転櫓があったのか??
さらに遡っていくと、昭和31年、昭和30年、には「日本一の櫓」という記事があり、昭和28年の記事にも回転式の記述が確認できた。
この一連の記事から、昭和34年以前の盆踊りは常磐炭礦が主催し金坂グラウンド(内郷二中?)で開催していたことが判明、次に常磐炭礦関連の資料を確認する。
【資料③】『写真が語る常磐炭田の歴史』
P117に昭和30年の回転櫓盆踊りの写真とともに、由来についての記述を発見。
【追記】(2019.6.30)
【資料④】『いわき回転櫓盆踊り大会の歩み』(いわき回転櫓盆踊り大会実行委員会║発行 2014)に、写真とともに詳しい歴史が紹介されています。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- いわき
- 祭り
- 回転櫓
- 内郷
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000113116