レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年07月29日
- 登録日時
- 2010/07/29 16:06
- 更新日時
- 2018/08/16 13:19
- 管理番号
- 11701
- 質問
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農具の「すき(鋤)」と「くわ(鍬)」の違いを知りたい。
- 回答
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・日本民具辞典 日本民具学会/編集 ぎょうせい 1997.5
※p.277「すき(鋤)」の項に次の説明あり。
「一般に鋤・鍬と併記して、人力耕器具を代表する。・・・今日のスコップのように刃先を土中に押し込んで耕起するものを鋤といい、引いて起こす鍬と区別している。・・・」
・絵引民具の事典 工藤員功/編 河出書房新社 2008.9
※次の箇所に説明と図あり。
P.225-226「くわ(鍬)」 、p.229「すき(鋤)」
・昔のくらしの道具事典 小林克/監修 岩崎書店 2004.3
※p.148-149「くわ・すき」あり。「くわのつかい方」、「●道具マメ知識●くわもすきも「てこの原理」」、「●道具マメ知識●すきとすき焼き」などの記事あり。また「平ぐわ」、「三本ぐわ」、「平すき」の写真と説明あり。
- 回答プロセス
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・この場合、件名:農業機械・器具 よりは 件名:民具 の方が適切な本が探せた。
・児童資料で件名:民具で検索し、「昔のくらしの道具事典」を見つけた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383)
- 農業工学 (614)
- 参考資料
- キーワード
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- 民具-辞典
- 農業機械・器具
- 調べ学習
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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(関連情報)
・かま使い稲刈り収穫の喜び体感/庵治小の5年生 四国新聞 2010/09/16
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国立国会図書館レファレンス協同データベース事業サポーター様より、
次の関連情報をお教えいただいた。(2016/1/8)
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日本大百科全書(ニッポニカ)
鍬 くわ
https://kotobank.jp/word/%E9%8D%AC-58244
鋤 すき
https://kotobank.jp/word/%E9%8B%A4-83493
「鍬(くわ)よりも古くから土壌を耕うんする道具として使用されていた。鍬は主として手の運動を利用して刃床部を土壌に打ち込みまたは引き込む作用をするが、鋤は手の力あるいは足の踏力により鋤先を土壌中に刺し込み、次に土壌をすくい上げる作用をするものである。深く耕す作業、根菜類の掘り取り作業、溝掘り作業などに適する。鋤の名は、土をすくい上げる働きをする器具を意味してつけられたともいわれる。」
また、画像が確認できる下記データベースも公開されています。
農林水産研究総合ポータルサイト「AGROPEDIA」
農機具データベース
http://www.agropedia.affrc.go.jp/agriknowledge/noukigu
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- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000069623