レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/08/22
- 登録日時
- 2015/10/31 00:30
- 更新日時
- 2015/11/01 10:34
- 管理番号
- 所沢所分-2015-007
- 質問
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解決
フランス・ペイ・バスク地方の民族衣装について載っている本をさがしている。写真の掲載がある図書がよい。
- 回答
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以下の資料に民族衣装についての記述があります。
〇『世界服飾文化史図鑑』 アルベール・ラシネ/原著 原書房 1991年
〇『世界の民俗と生活6 南ヨーロッパ』 ぎょうせい 1981年
〇『ヨーロッパの民族衣装』 ジェームズ・スノードン/著 文化出版局 1982年
- 回答プロセス
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1 「フランス・ペイ・バスク」について
(1)Wikipedia-フランス領バスク
フランス領バスクまたはペイ・バスク・フランセは、現在はフランスのピレネー=アトランティック県に含まれる、かってのバスク地方の北東部を指す名称。北バスクとも呼ばれる。フランス領バスクは自然区分での名称で、歴史的・文化的な地方名であるが、そのものが行政体とはなっていない。
「地理」北はランド県、西はビスカヤ湾(ビスケー湾)、南は南バスク(現在のバスク州とナバーラ州の一部)、東はベアルンと接している。代表的な都市はバイヨンヌとビアリッツである。
多くの場合、フランス領バスクは3つの地方に分類される。
・ラブール
・バス・ナヴァール
・スール
時には以下の地方に分類される。
・コート・バスク - バイヨンヌからアンダイエにかけての海岸地方。バスク語話者の比率が低い。
・バスクの山岳地方 - 山がちで平地が少なく、バスク語話者の比率が高く
(2)所蔵資料より
『世界の民族問題事典』平凡社 1995年
「バスク」スペインとフランスにまたがる地域で、七つに区分される。スペイン側の4県(ギプスコアGuipuzcoa、ビスカヤVizcaya、アラバAlava、ナバラNavarra)とフランス側の旧3地方(スールSoule、バス・ナヴァールBasse-Navarre、ラブールLabourd)が独立・統合して<エウスカディ>(バスク民族国家の意)を樹立しようという意味である
『フランス発見の旅 西編』東京書籍 2000年
バスク地域についての記載あり。バスクの町はバイヨンヌとビアリッツ以外に、ポー、サン=ジャン=ド=リュツ、サン=ジャン=ピエ=ド=ポール
2 所蔵資料の内容確認
〇『世界服飾文化史図鑑』 アルベール・ラシネ/原著 原書房 1991年
p301 「1880年代の伝統的衣装 フランス ーランド地方の衣装ー」の項目に、バスク地方の女性のイラストあり。「図1-5、図2-4 バスク地方の女性で、2人ともティステと呼ばれる籠をたずさえている。図1-5は、頭にスカーフをフード代わりにかぶり、亜麻布のシャツを着て、ウール製のスカートをはいている。房のついたケープが腰のまわりに巻きつけられている。これは肩のまわりをケープでくるまない場合によく行われた。図2-4はボンネットをかぶり、その端を後ろで結んでいる。袖丈の短いシュミーズを着て、ウール製のスカートをはいている。」と解説あり。また、図2-6の解説に、「バスク地方の衣装はピレネー地方の衣装と類似している。すなわち、喉元で閉じ合せた亜麻布製の大きなシャツと黒いファスチャン織の簡素なスカートから成っている。」と記述あり。
〇『世界の民俗と生活6 南ヨーロッパ』 ぎょうせい 1981年
p59・64にそれぞれ民族衣装の写真あり。男性のみ。
△『わたしとバスク』長尾智子/著 マガジンハウス 2006年
p10バスクの布について記述あり。
△『100年前の写真で見る世界の民族衣装』日経ナショナルジオグラフィック社 2013年
p26にフランス、ミディ・ピレネー地方、ベトマル渓谷の写真あり。
△『ヨーロッパの民族衣装』グラフィック社 2013年
p66~67スペイン「北部ラ・リオハ地方」 p63~65スペイン「北東部アラゴン地方」ともに、スペインピレネーの近く。
△『フランスのおいしい休日』伊藤まさこ/[著] 2007年
p105バスクリネンについて記述あり。
△『世界の民族衣装の事典』 丹野郁/監修 東京堂出版 2006年
p 242にフランス・ラングドック地方(ピレネー山脈付近)の写真あり。
△『FASHIONー世界服飾大図鑑』 河出書房新社 2013年
p445 「バスク地方のダンサー、フランス南部」の絵あり。「このダンサーのかぶっているベレーは、伝統的にバスク地方の羊飼いが着用してきたもの。」と記述あり。
△『世界の民族3 ヨーロッパ』 平凡社 1979年
p94 民族衣装(?)を着て体育ダンスをするバスク人男性の写真が掲載されているが、服装についての解説はなし。
×『原色世界衣服大図鑑』田中薫/田中千代/共著 保育社 1980 年
×『シリーズ世界の服装 9』 リブリオ出版 1990年
×『世界の衣装をたずねて』淡交社 1999年
×『国際理解に役立つ世界の衣食住 10』小峰書房 2001年
×『世界の民族衣装文化図鑑 1』柊風舎 2011年
×『世界の衣装』 パイインターナショナル 2011年
×『世界の伝統服飾』文化出版局 2001年
×『世界の衣裳』朝日新聞社 1986年
×『民族衣装絵事典』PHP研究所 2006年
×『世界のかわいい民族衣装』誠文堂新光社 2013年
×『現代バスクを知るための50章』明石書店 2012年
×『バスク人』ジャック・アリエール/著 白水社 1992年
×『小さな家とスイスの朝食』堀井和子/著 ベストセラーズ 2000年
×『バスクとバスク人』渡部哲郎/著 平凡社 2004年
×『世界の民俗衣装』田中千代/著 平凡社 1985年
×『地球の歩き方 A06』2009年
×『衣服の民俗誌』 井上泰男/著 文化出版局 1982年
×『図説ヨーロッパ服飾史』 徳井淑子/著 河出書房新社 2010年
×『ヨーロッパ中世服飾史』 ポール・ラクロワ/原著 臨川書店 1990年
3 県立図書館所蔵資料の内容確認
〇『ヨーロッパの民族衣装』 ジェームズ・スノードン/著 文化出版局 1982年
p159~160 フランスバスク、スペインバスクにわけられておらず、バスク人として記述があり。
△『旅 2008/7』特集:バスクはおいしい、楽しい。
p26~27「サン・ジャン・ドゥ・リュズ」のバスク織について記述と写真あり。
×『バスク物語』 狩野美智子/著 彩流社 1992年
×『Pen 2008年5月1日号』
- 事前調査事項
- NDC
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- ヨーロッパ (293 9版)
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
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- 世界服飾文化史図鑑 アルベール・ラシネ/原著 原書房 1991.8 383.1 4-562-02201-9
- 世界の民族と生活 6 米山俊直/[ほか]訳編 ぎょうせい 1981.2 382
- ヨーロッパの民族衣装 ジェームズ・スノードン/著 文化出版局 1982.7 383.1
- キーワード
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- フランス・ペイ・バスク
- フランス領バスク
- 北バスク
- 民族衣装
- ピレネー=アトランティック
- バイヨンヌ
- ビアリッツ
- ラブール
- バス・ナヴァール
- スール
- コート・バスク
- エウスカディ
- 伝統服飾
- ポー
- サン=ジャン=ド=リュツ
- サン=ジャン=ピエ=ド=ポール
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000183094