レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年10月17日
- 登録日時
- 2015/09/04 18:33
- 更新日時
- 2015/12/14 17:05
- 管理番号
- ASK0000023993
- 質問
-
解決
フランスの、19世紀末の指導要領に関する公式文書はどこで参照することができるでしょうか。
また、各年度の指導要領の起草者もできれば知りたいと思っています。
- 回答
-
確定的な結論が得られていないのですが、下記のとおり、参考情報をお知らせします。
『国際比較近代中等教育の構造と機能』
(教育学部図書室所蔵 請求記号 376.3M 登録番号 5780093323) p.157~158にかけて、
1802~1847年ごろのリセのカリキュラム変遷に関する記述および、
1809年および1852年のリセの課程に関する表がありますが、
リセの課程に関する表の引用元として、
Greard, Oct., Education et instruction, Enseignement secondaire, 2vols., t.1, 3eed Paris, 1912
があげられています。
東京大学総合図・書庫 請求記号 SM000:7 登録番号 0011762101 に該当図書は存在しています。
ご確認下さい。
また、上記『国際比較近代中等教育の構造と機能』によれば
リセの課程に関する表はそれぞれ1809年9月19日付規則、 1852年8月30日付省令となっております。
国立国会図書館の案内によれば、下記のとおり、フランスの法令、
省令などに関する情報があります。
(国立国会図書館「リサーチナビ」 フランス-法令・判例 のページ)
http://rnavi.ndl.go.jp/politics/entry/France.php
上記のリセの課程に関する内容がいずれかに含まれているかどうか
という点については申し訳ありませんが確認が取れておりません。
ご参考までお知らせいたします。
また、お尋ねの年代の教育課程改革について、上掲書
『国際比較近代中等教育の構造と機能』p.159によれば、
1852年8月に、H・フォルトゥル公教育大臣による中等教育の二元化、
すなわち分岐制が断行されることになる」という 記述があり、
参照文献として、
Histoire de l'enseignement en France, 1800-1967 / Antoine Prost
(東京大学の複数の図書室に所蔵あり)があげられておりました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
フランスではリセ(日本の高校にあたる)において哲学教育が行われており、
国により定められる指導要領は他の教科と同様に順次改訂されています。
1874年から1902年にかけて計4回の改訂が行われたと文献にありました。
- NDC
-
- 教育史.事情 (372 9版)
- 参考資料
-
-
望田幸男 編 , 望田幸男. 国際比較・近代中等教育の構造と機能. 名古屋大学出版会, 1990.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I003906553-00 , ISBN 4815801304
-
望田幸男 編 , 望田幸男. 国際比較・近代中等教育の構造と機能. 名古屋大学出版会, 1990.
- キーワード
-
- 学習指導要領
- フランス
- 教育
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人文社会
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000179435