レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/2/4
- 登録日時
- 2015/03/25 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:37
- 管理番号
- M15020410570222
- 質問
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フィンランドの教育について書かれている本を知りたい。
- 回答
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『なぜフィンランドの子どもたちは「学力」が高いか』では、フィンランドの教育の歴史や制度、PISA調査で優秀な成績を修めている要因、そしてその調査において、女子の「読解力」が優れている要因と社会的背景などについて述べられている。
『フィンランドの教育力』では、フィンランドで10年間初等教育の教師を勤めた著者が教師になるまでの出来事やフィンランドの教育現場の様子が述べられており、ヘルシンキの小学校で実際に行った学習指導や学級運営について詳細に書かれている。
『海外教育事情調査報告書 第16回 フィンランド』は、平成18年に行われた福武教育振興財団による海外教育事情調査団のフィンランド訪問の記録である。フィンランドの教育制度、教員養成、訪問校(ムックラ幼稚園・ムックラ小学校・オラリン高等学校・ヘルシンキ大学)の教育事情などについて述べられている。
『受けてみたフィンランドの教育』では、高校生の時にフィンランドへ留学した著者がヘルトニエミ高校での学校生活の実態やホストファミリ―で体験したことについて書かれている。そして、フィンランド人はなぜ英語が上手になるのかについて著者が感じたことが詳細に述べられている。
『競争やめたら学力世界一』では、主にPISA2000と2003の調査結果をもとにして、日本と、フィンランドをはじめとする諸外国との比較、考察が述べられている。その上で、優秀な成績だったフィンランド教育の制度、カリキュラム、学校運営、教育を成り立たせている考え方や社会的背景など総合的に説明がなされている。
『フィンランドは教師の育て方がすごい』では、フィンランドの教師が一日をどのように過ごしているか、フィンランドの教育の特徴、教育制度の変遷、教師養成制度などについて書かれている。特に教育実習がどのように行われているのか、実際に著者がトゥルク教師養成専門実習校で見学したり、インタビューしたりしたことが詳細に書かれている。
『フィンランドはもう「学力」の先を行っている』では、著者が取材した小学校、中学校、総合制学校、専門学校、専門職大学それぞれの学校経営方針や学習の進め方、活動の様子の写真などが説明されている。また、大学入試試験について、制度や実際の試験内容についても触れている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育史.事情 (372 9版)
- 参考資料
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教育科学研究会編『なぜフィンランドの子どもたちは「学力」が高いか』 国土社,2005,94p.
リッカ・パッカラ『フィンランドの教育力』 学研,2008,205p.
福武教育振興財団『海外教育事情調査報告書 第16回 フィンランド』おかやま ベネッセコーポレーション,2007,122p.
実川 真由・実川 元子『受けてみたフィンランドの教育』 文藝春秋,2007,284p.
福田 誠治『競争やめたら学力世界一』 朝日新聞社,2006,250p.
福田 誠治『フィンランドは教師の育て方がすごい』 亜紀書房,2009,280p.
福田 誠治『フィンランドはもう「学力」の先を行っている』 亜紀書房,2012,205p.
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教育科学研究会編『なぜフィンランドの子どもたちは「学力」が高いか』 国土社,2005,94p.
- キーワード
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- フィンランド
- 教育
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2015020410540470222
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000169855