レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年05月25日
- 登録日時
- 2011/05/25 19:33
- 更新日時
- 2011/05/25 20:04
- 管理番号
- 牛久-763
- 質問
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解決
スペインの国歌の成り立ちについて知りたい。
- 回答
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最初の記録は、1761年にマヌエル・デ・エスピノーサ(Manuel de Espinosa)が書いた『スペイン歩兵の信号ラッパの命令の本に登場し、「擲弾兵行進曲」と題されている。作曲者は不明。1770年、カルロス3世はこの曲を公式な「名誉の行進曲」とし、それにより公式行事や儀式といった演奏の場が与えられることになった。王室が来臨している公式行事で常に演奏されたため、スペインの民衆はすぐにこの曲を国歌とみなすようになり、「国王行進曲」と呼ぶようになった。
- 回答プロセス
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①自館の参考書のスペインの歴史の棚をブラウジング。
→「スペイン文化事典」「スペイン・ポルトガルを知る事典」の2冊を当たるが、記載なし。
②自館OPACで「スペイン&国歌」をタイトル検索。
→「世界の国歌 ヨーロッパ・ソ連・アジア編」(CD)に収録があったが、解説書に詳しい記述はなかった。
③タイトルを「国歌」に絞って再検索。
→「国旗・国歌の世界地図」のp140~141
「国のうた」のp31 にそれぞれ記載あり。
④再度、参考書の棚をブラウジング。(③で得られたNDCを手がかりに音楽や世界史の棚を含める)
→「国際情報大事典PASPO」のp662上段に国家の成立について少し記載あり。
⑤Googleで「スペイン 国歌」をキーワード検索。
→Wikipediaの【国王行進曲】の項目がヒット。起源や作曲者は不明だが、国歌となった経緯については
記載あり。
上記を質問者に提示してレファレンス終了。
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288 8版)
- 地理.地誌.紀行 (290 8版)
- 参考資料
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- 「国旗・国歌の世界地図」(21世紀研究会/文芸春秋/2008)
- 「国際情報大事典PASPO」(学研/1992)
- キーワード
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- スペイン
- 国歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 歴史 音楽
- 質問者区分
- 一般女性
- 登録番号
- 1000086620