レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/08/06
- 登録日時
- 2015/11/19 00:30
- 更新日時
- 2015/11/19 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-150043
- 質問
-
解決
レオナルド・ダヴィンチの「最後の晩餐」が1970年代から90年代にかけて修復され,修復前の絵はキリストの口が閉じている状態で描かれていたが,修復後,もともとの絵は口は開いていたと,テレビのドキュメンタリー番組を見て知った。
この,キリストの口に関して書かれている資料はあるか。
- 回答
-
下記資料に記載がありました。※【 】内は当館請求記号
資料1 中野京子『名画の謎 旧約・新約聖書篇』文藝春秋, 2012【723/ナキ12Z】
p.200 「(前略)今回の洗浄によって絵はかなりくっきり見えるようになり、目出度い。(中略)しかもいくつかの点が明らかにされた。(中略)そしてイエスが口を開けていること(ちょうど爆弾発言したばかりで、まだ口を閉じていなかったらしい)。(後略)」
資料2 片桐頼継『レオナルド・ダ・ヴィンチ復活『最後の晩餐』』小学館, 1999【723.37/レオ99Z】
p.14 「今回の洗浄作業により、イエスの口がわずかに開いていることが明らかになった。これは大きな発見である。イエスの口が開いている、すなわち言葉を発しているということは、晩餐の物語の展開を大きく左右する。」
pp.98-99「おもむろに開かれたイエスの口から発せられた言葉は、画面の中心から波紋のように広がり、弟子たちの連鎖反応を引き起こしていく。」
資料3 片桐頼継,アメリア・アレナス『よみがえる最後の晩餐』日本放送出版協会, 2000【723.37/レオ002】
pp.112-113「中でも驚かされたのは、イエスの口が開いていたことがわかったことである。これまでイエスの口もとはまるでもやに包まれているようで判然としなかった。」
資料4 裾分一弘監修『もっと知りたいレオナルド・ダ・ヴィンチ』東京美術, 2006【702.37/レオ065】
p.49 「また、修復により、口はやや開いていたことがわかった。」
資料5 新潮社『藝術新潮』新潮社, 50巻8号, 99【P700/ケ】
p.92 「中でも驚くのは、イエスの口は開いており、まさに裏切り者の存在を予告したその瞬間を描いたものだったこと。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 洋画 (723 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 最後の晩餐
- Leonardo, da Vinci(レオナルド, ダ・ビンチ
- レオナルド, ダ・ヴィンチ)
- 洋画
- イタリア
- ルネサンス
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000184173