レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20180124
- 登録日時
- 2018/02/09 14:49
- 更新日時
- 2018/03/08 21:06
- 管理番号
- 広県図20170011
- 質問
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南薫造(みなみくんぞう)が,イギリス留学時代に描いたモルトン村の場所を知りたい。
- 回答
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モルトン村の場所は,次の資料のとおりである。
『南薫造展:イギリス留学時代を中心に』広島県立美術館/編集,広島県立美術館,1998
p.15 南薫造 英国関連地図
簡略図ではあるが,モルトン村の記載あり。
p.36 ノースモルトン風景
「場所はロンドン中心部から北西に約80km、オクスフォードシャーにあるモルトン村である。」
『Great Britain road atlas』13ed,A-Z,2000
p.18 「Oxfordshire」に,「North Moreton」の地名あり。
- 回答プロセス
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1 南薫造に関する資料を調査した。(参考資料1~4)
南薫造が,ノースモルトン村に滞在し,絵を描いていたことが分かった。
なお,資料によりモルトン村の所在地が,オックスフォードシャー[オックスフォード州](資料によってはバークシャ州)と書いてあった。
2 イギリスの地名に関する資料を調査した。(参考資料5)
索引に,「モルトン」はなかったが,「モウルトン」(「Moulton]「Molton」),「モートン」(「Moreton」,「Morton」)など,類似の地名は掲載されていた。「モートン」の解説には,「ありふれた地名」とあり,該当のモルトン村に関する詳細は分からなかった。
3 地図で場所を確認した。(参考資料6)
索引に「North Moreton」があり,掲載頁を確認したところ,「Oxfordshire」内にある地域で,「Berkshire」との境界に近いところであった。
- 事前調査事項
- NDC
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- ヨーロッパ (293 9版)
- 洋画 (723 9版)
- 参考資料
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1.『南薫造展:イギリス留学時代を中心に』広島県立美術館/編集,広島県立美術館,1998
(p.15 「南薫造 英国関連地図」に,モルトン村の記載あり。
p.36 「ノースモルトン風景」の解説に,「場所はロンドン中心部から北西に約80km、オクスフォードシャーにあるモルトン村である。」と記載あり。) - 2.『洋画家南薫造交友関係の研究』南八枝子/著,杉並けやき出版,2011 (p.61 「オックスフォード州ノースモルトン村に滞在して多くの絵を画く。(略)南の書いた家々が、一〇〇年後の平成12年夏に筆者夫婦が訪問した時も、多くはそのまま残されて使われていた。」)
- 3.『1908/09 ロンドンの青春:前後:白瀧幾之助 南薫造 富本憲吉とその周辺』ふくやま美術館/編集,ふくやま美術館,1990 (p.118 1908 明治41 25歳 5月,バークシャ州北モルトン村に写生旅行.)
- 4.『南薫造展:生誕100年記念』広島県立美術館/編,広島県立美術館,1983 (p.138 1908(明治41)年 25歳 (略)5月 バークシャ州北モルトン村に写生旅行。)
- 5.『イギリス歴史地名辞典 歴史地名篇』A.D.ミルズ/編,中林瑞松,冬木ひろみ,中林正身/訳,東洋書林,1996 (p.376-377 「モートン」の項目に,「ありふれた地名」とあり。)
- 6.『Great Britain road atlas』13ed,A-Z,2000 (p.18 「Oxfordshire」に,「North Moreton」の地名あり。)
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1.『南薫造展:イギリス留学時代を中心に』広島県立美術館/編集,広島県立美術館,1998
(p.15 「南薫造 英国関連地図」に,モルトン村の記載あり。
- キーワード
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- 南薫造
- イギリス
- モルトン村
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000230261