レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20100313
- 登録日時
- 2010/11/28 02:01
- 更新日時
- 2010/11/28 02:01
- 管理番号
- 9000001016
- 質問
-
解決
「ナスカの地上絵」のうち、動物の地上絵は何種類あるか ハチドリやコンドル、宇宙人?などの地上絵のある「ナスカの地上絵」のうち、動物の地上絵はどういった種類があるか教えてほしい。
- 回答
-
代表的な動植物の地上絵は30種類あります。そのうち動物といわれるものを全種とりあげているものは、当館所蔵資料では把握できませんでした。 資料によっても解釈の難しい地上絵を動物としているもの、していないものがあり、動物の種類の判断も様々に分かれているようです。 主に「イヌ」「サル」「ハチドリ」「コンドル」「クモ」「トカゲ(イグアナ)」「オウム」「ペリカン」「人(宇宙人?)」「魚」「鯨」などが挙げられます。 当館に所蔵はありませんが、地上絵を詳しく調査している資料として、シモーヌ・ワイスバード/著 『ナスカの地上絵』大陸書房 1983年があります。 また、最近の研究によれば、ナスカの地上絵はまだ不明な点が多く、地上絵の正確な分布図も完成していないそうです。 ですので、将来は種類が増えるかもしれません。 研究者の方による講義がインターネット上で公開されていますので、よければそちらもご覧ください。 http://kyoyo.wao.ne.jp/kouza/kouza006.html
- 回答プロセス
-
書名に「ナスカの地上絵」を含むものと、ナスカの地上絵が世界遺産であるため、南米の世界遺産や、所在するペルーの地誌を取り上げた資料を中心に調査。 幾つかの資料で、主な動植物の地上絵の種類は30とされているが、当館所蔵資料においては30種全てを解説しているものは無かった。 シモーヌ・ワイスバード/著 『ナスカの地上絵』の図を引用して、独自の解釈を加えている資料があったので、そちらを原典として当たることができる旨を説明。 紹介資料があまり新しくないため、最近の情報を得るためにインターネットを活用したところ、山形大学の坂井正人氏が未知の地上絵を発見したという読売新聞・毎日新聞のウェブ版の記事が引用されているのが見つかった。 ウェブ版の記事はページが消えていたため、URLから記事の日付を類推、2006年4月20日付けの本紙にて記事を確認。それによれば、まだ新しい地上絵が見つかるかもしれないという坂井氏のコメントがあった。 さらに、坂井氏の経歴などについて調査したところ、坂井氏によるナスカの地上絵に関する講座がインターネット上で公開されていたため、そちらも併せて紹介する。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- 地球の歩き方 B23,ナスカの地上絵 ,世界遺産を旅する 9
- キーワード
-
- ナスカ 遺跡・遺物-ペルー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000074470