レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年8月20日
- 登録日時
- 2019/08/25 16:19
- 更新日時
- 2019/09/06 16:28
- 管理番号
- 2019.8-8
- 質問
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解決
根井三郎(ねい さぶろう・外交官・杉原千畝関連)の出身地(本籍地)を知りたい。
- 回答
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宮崎県廣瀬村(みやざきけん ひろせむら)(現在の宮崎県宮崎市佐土原町)。本籍地の記載は見当たらず。
宮崎市佐土原町に2016年発足の「根井三郎を顕著する会」を紹介。同会が調査進めている段階との事。
根井三郎は1940年杉原千畝がユダヤ難民に発給した「命のビザ」のバトンを受け継ぎ、次に手渡す役割を果たした人物で、当時はウラジオストク駐在総領事代理であり、外務省からの訓令に背く形で、ユダヤ難民の為の渡航証明書やビザを発給した。
日露協会学校(満州・後にハルピン学院)での杉原千畝の二年後輩。
古江孝治氏(杉原・小辻の研究者)の調査をきっかけに2016年宮崎市に「根井三郎を顕著する会」発足。
- 回答プロセス
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西日本新聞2019年3月1日夕刊11面の根井三郎に関する記事を持参され、根井三郎の出身地(本籍地)を調査希望。記事内に”生誕地の宮崎市佐土原町”の記載あったが、別の資料でも確認希望。さらに本籍が載ってる資料を希望。
自館の人名辞典や宮崎県及び市に関する資料を調査するも、該当見当たらず。
その為、レファレンス協同DBを検索すると、類縁事例がありhttps://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000149451、紹介されていた資料を自館検索し、所蔵資料を確認した。『人事興信録 下 1961』に”宮崎県出身”と記載あり。
さらに、新聞記事に宮崎市佐土原町と記載あったので、宮崎市立佐土原図書館に独自資料がないかネット検索させて頂くと、『歴史街道』がヒットしたので、自館所蔵資料で確認すると、2013年11月号に宮崎県廣瀬村(みやざきけん ひろせむら)(現、宮崎市)の記載あり。
他に未データの資料がないかレファレンスにてお尋ね。現時点では上記以上記載の所蔵資料はなく、「根井三郎を顕著する会」で調査進めている段階との回答を頂いた。その旨を伝え、上記資料を提供し、当館の回答とした。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (281)
- 外交.国際問題 (319)
- 参考資料
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- 歴史街道 2013年11月号 (p36・p52)
- 歴史街道 2016年1月号 (p. p69)
- 人事興信録 下 1961 (ねー1)
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四條たか子 著 , 井沢元彦 監修 , 四条, たか子, 1959- , 井沢, 元彦, 1954-. 世界が愛した日本. 竹書房, 2008.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009493241-00 , ISBN 9784812435731 (p120) -
杉原誠四郎 著 , 杉原, 誠四郎, 1941-. 杉原千畝と日本の外務省 : 杉原千畝はなぜ外務省を追われたか. 大正出版, 1999.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002907809-00 , ISBN 4811703103 (p186)
- キーワード
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- 根井三郎
- 杉原千畝
- ウラジオストク
- 命のビザ
- 外交官
- 宮崎市佐土原
- 照会先
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- 宮崎市立佐土原図書館
- 寄与者
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000260473