レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20150206
- 登録日時
- 2018/02/28 17:24
- 更新日時
- 2018/03/27 14:47
- 管理番号
- 新県図-01359
- 質問
-
解決
一番最初に漫画を書いたのはどこの誰か、また新潟県内初の漫画家は誰かについて
- 回答
-
当館資料の中で「一番最初の漫画家」について記述がある資料は下記のとおりです。
日本最初の漫画
(1)『年表日本漫画史』(清水勲/著 臨川書店 2007)
p7「平安末 12世紀 「鳥獣人物戯画」 4巻 京都 高山寺」
(2)『漫画の歴史』(清水勲/著 岩波書店 1991)
p1 はしがき「鳥獣人物戯画」略「日本漫画の原点ともいうべき傑作」略「その作者と伝えられる鳥羽僧正の名は、江戸期に登場する戯画スタイル「鳥羽絵」の語源となり、近世から近代の社会において現代の「漫画」を意味する言葉として使われていた。」以下略
(3)『鳥獣人物戯画』日本の絵巻 6(中央公論社 1987)
p122解説「「鳥獣人物戯画」漫画の発生」内に「鳥羽僧正覚猷(1053-1140)の筆として喧伝されることは・・・」以下略
p125「鳴呼絵と鳥羽僧正」内「鳴呼絵は、・・・つまりは、漫画である。」
職業漫画家第一号
(4)『マンガ誕生-大正デモクラシーからの出発-』(清水勲/著 吉川弘文館 1999)
p18「明治を代表する漫画家は、職業漫画家の第一号ともいうべき北沢楽天である。」
p86「ストーリー漫画の誕生」で岡本一平が「日本最初のストーリー漫画・・・」
(5)『明治漫画館』(清水勲/著 講談社 1979)
p161「北沢楽天」
新潟県内初の漫画家
(6)『トキワ荘の時代-寺田ヒロオのまんが道-』(梶井純/著 筑摩書房 1993)
p9「寺田ヒロオ(博雄)昭和6年8月4日、新潟県巻生まれだが、就学就職をした新発田を故郷と思う。」略「『漫画少年』を命綱に、トキワ荘暮らし。」以下略
(7)『日本漫画家名鑑』1962年版(芸術学院出版部 1962)
p225「寺田ヒロオ」「28年9月上京以後、児童漫画家を職業としている。」
(8)『日本漫画家名鑑500』(「日本漫画家名鑑500」編集委員会/編 アクア・プランニング 1992)
裏の見返しに新潟県出身漫画家16人の名前がある。これをもとに、生年月日等を確認し、p596~597「寺田ヒロオ」が最年長であることを確認した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 漫画.挿絵.児童画 (726 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 漫画
- 新潟県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000231579