レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年04月24日
- 登録日時
- 2018/02/28 14:59
- 更新日時
- 2018/03/27 14:47
- 管理番号
- 新県図-01344
- 質問
-
解決
新潟県における明治15年~40年の縮布などの取引価格、販売先に関する記録について
- 回答
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縮布史の全体について取り上げた資料として、『越後縮布史の研究』(児玉彰三郎/著 東京大学出版会 1971)があります。こちらの「第十一章 縮布生産の衰退」の章のp443~465に、明治期の小千谷町を中心とした県内の縮布の生産高や価格、大阪への輸入高等の記述があります。また、各種数値の出典資料についても明記されています。また、縮布の販売についても、明治18年と明治27~29年の小千谷商人の氏名と積金反数の一覧が掲載されています。
北魚沼郡の縮布については、『新潟県北魚沼郡志』(北魚沼郡教育会/編 千秋社,多田屋 1998)のp113~132に明治17年の縮布の産地及び産額の詳細な記述があります。また、小千谷町縮市や小千谷、堀之内、十日町の三市場等における縮布の売買についての記述があります。
中魚沼郡については、『中魚沼郡誌』下巻(中魚沼郡教育会/編 妻有の文化遺産を守る会 1973)のp1140に明治17年の縮布の産地と産額、代金の記述があります。
南魚沼郡については、『新潟県南魚沼郡志』(南魚沼郡教育会/編 千秋社,多田屋 1998)のp872~878に明治16年の縮布の品種・産額・価格・産地の一覧があり、また市場についての記述があります。
この他、縮布の明治期の動向に関連する資料としては以下のようなものがありましたので、参考までにご紹介します。
・『新潟県織物史』(土田邦彦/著 野島出版 1990)
・『北越機業史』(安藤鐇/共著 目黒書房 1903)
・『十日町織物史』(宮川邦雄/著 十日町織物工業協同組合 1968)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 繊維工学 (586 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 縮布
- 新潟県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000231553